point
- 特別な条件下での打ち上げロケットの排気は、星雲みたいに神秘的で美しい
- ロケット星雲が撮影できる条件は、夜間であることと、ブースターが着陸すること
この画像は、いったい何を撮影したものでしょうか?
惑星状星雲でしょうか? それとも超新星残骸でしょうか?
宇宙画像にもオーロラにも見えるこの画像は、実は「ロケットの打ち上げ写真」です。
夜間のロケット打ち上げでは、通常では見られない珍しい光景に出会うことがあります。
3月6日、SpaceXによる20回目の貨物補給ミッションが開始されました。この時、「supercluster」の宇宙旅行写真家であるエリック・クナ氏は、国際宇宙ステーションに向けてロケットが打ちあがった際の「美しく神秘的な映像」を撮影することに成功しました。
ロケット打ち上げの写真と詳細は「LIVE SCIENCE」に掲載されています。
What’s that in the sky? It’s a SpaceX rocket, but it sure doesn’t look like it
打ち上げロケットによる「大気と光のショー」
通常、ロケットは、打ち上げ・メインエンジンカットオフ・分離・第2部の点火など、さまざまな段階を経て飛行します。
このような打ち上げロケットによるいくつかの段階は、相互に影響を与え、ロケットの排気の周りに大気と光による「星雲」のような映像を作り出すことがあります。
もちろん、打ち上げロケットによる「大気と光のショー」は今回だけのものではありません。
例えば、日の出や日没直前の黄昏時の打ち上げでは、太陽がロケットの噴煙を照らし、空に浮かぶ「巨大なクラゲ」を作り出します。
これらの打ち上げでは、奇妙な四角い雲が発生するため、UFOと混同されることさえあるようです。