サッカーのポジションで一番得点に絡む機会が多いFW(フォワード)というポジションについて紹介していきます。

「フォワードって点を取ればいいポジションでしょ?」と思われている方もいるかもしれませんが、実はフォワードは「攻撃・得点を取る」だけのポジションではないのです。フォワードの中でもポジションはいろいろあります。もちろん、それぞれのポジションによって求められる能力、役割も異なります。

また、現代サッカーでは攻撃だけではなく、「守備」としての役割も非常に求められるようになってきました。

今回は、そんな「フォワード」について、いろいろな角度から紹介していきます。

サッカーを始めたばかりの方や、サッカーのポジションについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

目次
FMの意味
FWの役割とは?

FMの意味

FW(フォワード)とは、一言で「前線で得点に絡む攻撃的な役割を果たすポジション」といえます。
ただ、フォワードは「得点・攻撃」としての意味合いが強いポジションですが、それだけではなく、「守備」も非常に求められるポジションです。
例えば、日本代表の岡崎慎司選手をイメージしていただくとわかりやすいと思います。
岡崎選手は、フォワードというポジションですが、前線からの積極的な守備、あるいは自陣のディフェンンスラインまで下がって守備をすることもあります。
多くの方が「自分、自分」と得点のためにエゴを前面に出す選手がフォワードに向いていると思われがちですが、現代サッカーではチームにとって献身的なプレーをする能力もフォワードとしては求められます。

FWの役割とは?

フォワードの役割としては、まずゴールを決めることは当たり前の役割ですよね。ただゴールを決めるといっても、綺麗なゴールでも岡崎慎司選手のような泥臭いゴールでも得点をとる、結果を出すことがフォワードとしての役割でもっとも大事なことです。
また、それ以外にも「スペースへ走り出す役割」、得点シーンを作り出すための「チャンスメイクとしての役割」、攻撃の起点となる「ポストプレーとしての役割」などがあります。
中でも「ポストプレーとしての役割」は、FW(フォワード)として非常に大事な役割です。ポストプレーとは「くさび」ともいいますが、相手チームのディフェンスを背負って、おとりになる役割です。日本代表では大迫勇也選手が得意です。
このポストプレーとしての役割をこなせる選手がいることで、味方のボランチやディフェンスがターゲットとなるフォワードへ縦パスやロングパスを配給しやすくなります。これでチャンスが生まれやすくなります。
また、攻撃面だけではなく、現代サッカーでは前線からのプレッシング、後ろへ下がっての守備なども役割としては非常に大事になります。