ゴアテックスのレインウェアの縫い目やファスナー部分から雨がしみてきたら、シームテープを張り替えることで状況が改善されることがあります。今回はゴアテックスのレインウェアのシームテープ張り替え修理について解説いたしますので、お気に入りの1着を復活させてみませんか。

目次
ゴアテックスのレインウェアも雨染みする
テープの張り替えが必要かチェックする

ゴアテックスのレインウェアも雨染みする

ゴアテックスのレインウェアとは

ゴアテックスレインウェアのシームテープを張り替え。縫い目の修理で再利用しよう!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

ゴアテックスとはWLゴア&アソシエイツ社が登録商標を持つ高い防水性と透湿性を持つ素材です。防水と透湿性を求められるアイテムに多く採用されていて、特にレインウェアには雨を防ぎ内部の湿気を逃してくれる快適な素材といわれています。

ゴアテックスでも古くなると雨染みする

そんなゴアテックスも、経年劣化により雨がしみてくることがあります。その原因が生地の縫い目を止水するシームテープと呼ばれるものの劣化・剥がれによる雨しみのケースであれば、業者に頼むより安く自分で修理することが可能です。

古いゴアテックスのシームテープの張り替え方解説

今回はそんなゴアテックスのレインウェアのシームテープ部分の修理の仕方・張り替え方を解説していきます。長く着ていてなじんだお気に入りのアウトドア用レインウェアを、自分の手でもう一度復活させてみてはいかがでしょうか。

テープの張り替えが必要かチェックする

まずは雨染みの原因を突き止める

ゴアテックスレインウェアのシームテープを張り替え。縫い目の修理で再利用しよう!
(画像=Photo byronymichaud,『暮らし〜の』より 引用)

ゴアテックスのレインウェアの雨しみの原因はいろいろ考えられます。シームテープを張り替えても雨がしみてくるという状況を避けるためにも、シームテープ張り替え修理の前に自分のレインウェアの状態をもう一度チェックしてみてください。

レインウェアの状態チェック方法

1.破れていないか

ゴアテックス生地は多層構造になっているため通常の生地よりも厚くて丈夫にできています。しかし気づかぬうちに小さな破れができてしまっていることもあるのです。着用していて最初に内部に濡れを感じる部分を中心に、破れがないかチェックしてください。

2.縫い目がほつれていないか

ゴアテックスレインウェアのシームテープを張り替え。縫い目の修理で再利用しよう!
((画像=Photo byPublicDomainPictures,『暮らし〜の』より 引用)

破れとともに古いレインウェアには縫い目のほつれが起こります。縫い糸は人の動きに連動して生地にひっぱられ、毎回大きなダメージが与えられ劣化しやすいのです。少し生地をひっぱり気味にして縫い目のほつれも調べてください。

3.布が摩耗していないか

レインウェアを着て転倒・コンクリートの壁にこすりつけたりすると生地そのものが摩耗してしまいます。いくら強い丈夫な生地でも長く着ていると薄くなり、摩耗してそこから雨が侵入することもありえるでしょう。これは日に透かして裏側からチェックすることで、透け具合で判断できます。

4.洗濯はしているか

買ってから何年も経過していないのに雨がしみる、破れやほつれなども見当たらないという場合は、ゴアテックスの洗濯もお試しください。ゴアテックスの防水剤は汚れによってその効果が落ちるので、洗濯すると状態が回復する場合があります。

張り替えが必要なシームテープの状況

ゴアテックスレインウェアのシームテープを張り替え。縫い目の修理で再利用しよう!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

ここまでチェックして問題が見つからない場合はシームテープの張り替えで雨しみが改善される可能性が高いです。シームテープが茶色く変色している・剥がれかけている部分があればなおさらよい結果が期待できます。