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ブラック企業であるかを見極める3つの方法
ブラック企業を辞める際に注意すべき3つの注意点

ブラック企業であるかを見極める3つの方法

ブラック企業を辞めたいときにすべきこと|ブラック企業の見極め方と退職時の注意点も解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

ブラック企業だから辞めると決意する前に、会社が本当にブラック企業であるかを見極める方法については、主に3つです。

ここでは、ブラック企業であるかどうかを見極める際に注目すべき3つのポイントについて解説します。

細かい話をすれば、ブラック企業の特徴はまだまだあります。

この章では、中でも最も分かりやすく判断しやすいポイントに絞り込んで紹介していきます!

1.サービス残業が日常茶飯事

ブラック企業の最大の特徴と言っても過言ではないのが、「残業代未払い」です。

サービス残業と言われる、賃金の支払われない残業があること自体が問題なのですが、ブラック企業においてはサービス残業がほぼ毎日のように行われます。

  • 残業する前にタイムカードを切るように指示される
  • 全員が長時間の残業をしているが誰も残業代を支給されていない
  • 終電を逃してタクシーで帰る人もいる
  • 仕事が終わらずオフィスで一夜を過ごす人もいる

これらの状況はもはや普通ではありません。

あきらかに異常な労働環境であり、ブラック企業と断言して間違いないでしょう。

2.パワハラが横行

ブラック企業の特徴として、パワハラが横行しているという点が挙げられます。

パワハラというのもまた線引きが難しいところがありますが、以下のようなケースは明らかにパワハラと考えて良いでしょう。

  • 集団無視
  • 他の従業員の前で見せしめのように叱責
  • 物を投げつけるなど身体的攻撃
  • 人格を否定するような言葉の暴力

普通に働いていて、ミスをして叱られることはあっても、上記のような経験をすることはまずありません。

上記の例に該当する事例があれば、それはパワハラです。

パワハラが日常的に行われている職場では、自分がターゲットになることだけは避けたいと考える人がほとんど。

そのため、状況は改善されるはずもなく悪化の一途を辿ります。

3.飲み会の強制参加

ブラック企業は、勤務時間外にも従業員をコントロールしたがる傾向があります。

業務終了後の飲み会や、休日に行われるイベントなどは、基本「参加したければすれば良い」ものであって、「参加を強制されるもの」ではありません。

ユーくん 飲み会だって断る権利は当然あるよね。普通に考えたら。

しかし、ブラック企業に関しては飲み会やイベントごとに従業員を強制参加させるところがあり、これを拒否したことで職場いじめや様々な嫌がらせに遭うというケースは少なくありません。

これまであなたが、会社の飲み会を欠席したことで嫌がらせをされた経験があったり、会社の飲み会に参加しなければ査定や出世に支障がでると感じたりしたのなら、もはやそれは普通ではありません。

ブラック企業を辞める際に注意すべき3つの注意点

ブラック企業を辞めたいときにすべきこと|ブラック企業の見極め方と退職時の注意点も解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

さて、ここまで読んでみてもなお「辞めたい」意思が固い場合には、いよいよ辞める方向で行動を開始する必要があります。

最後の章では、ブラック企業を辞める際に気をつける3つのことについて解説します。

ブラック企業を辞める際には、

  • なかなか辞めさせてもらえない
  • 辞めた後に必要書類がもらえない

という大きな2つのリスクがあります。

ここで紹介する3つのポイントに気をつけることで回避できるため、しっかり読んでおいてくださいね!

1.「辞めます」と言い続けること

ほぼ確実に起こり得ることとして、「ひたすら引き止められる」というケースが挙げられます。

ブラック企業はそれでなくても離職率が高く、常に人が足りていない状況。

あなたが辞めたいと言っても簡単に辞めさせたくないのが本音です。

  • 辞めたいと言っても取り合ってもらえない
  • 部署移動などで問題を解決しようとする
  • 昇給や出世の話を持ちかけてくる

辞めたいと上司に伝えても、もしも上記のような対応を取られるようであれば、スムーズに退職することは不可能です。

しかし、あなたはもう決心しているのですから、「辞められないならあきらめるしかないのかな」なんて弱気になる必要は皆無です。

ダルマちゃん 辞めようと言った途端に、以前希望していた部署に移動させようとするケースもあると聞くけど、これもブラック企業特有の対応だよ。

ユーくん それで結局辞めないと決めても、結局同じようなことの繰り返しになりそう。

何があろうと「辞める」と言い続けること、その姿勢を持ち続けることが大事です。

2.日付入りの退職届を出す

ブラック企業でありがちなのが、退職する意向を伝えても全く話を進めてもらえないケース。

こうなってしまうと、「あの、先日もお話しした退職の話なのですが」などと何度言っても「後にしてくれ」などと逃げられてしまいます。

この場合の対処法として、「日付入りの退職届を郵送で送る」という方法があります。

郵送方法を「内容証明郵便」で送付することで、会社は

  • 届いていないと言い逃れできなくなる
  • 法律上退職を認めざるを得なくなる

という状況に追い込まれます。

本来であれば、円満に退社したいと考えるのが一般的ですが、ここでのゴールは「退職」です。

とにかく退職できればいいと考えるなら、退職日の1ヶ月前ないし2週間前(会社の規定により異なります)退職届を日付入りで送付することで、法律上退職日に退職することが可能になります。

3.離職票を確実にもらうこと

仕事を辞めてすぐに転職する場合は良いのですが、しばらく転職活動に時間をかける場合には失業保険を受給するのが一般的。

ハローワークで失業保険の手続きをする際には、退職した企業が発行した「離職票」が必要です。

離職票がなければ失業保険は受給できないため、失業保険受給を考えている人にとっては非常に重要な書類となります。

しかし、ブラック企業の中には嫌がらせを目的に、離職票を発行しない企業もあります。

ユーくん ひぇー。どこまでも意地悪だね、ブラック企業。辞めた後にも嫌な思いをさせられるなんて勘弁だよ。

ダルマちゃん そう。でも重要な書類はきちんともらっておかないと、後で困ることになるからね!

通常、離職票は必ず企業が無条件に発行してくれるものですが、もしも手に入らない場合にはこちらから問い合わせる必要があります。

離職票を発行するよう会社に伝えても会社が動いてくれない場合には、「ハローワークに相談し、ハローワークから強制的に企業に離職票を発行させる」ことが可能ですので覚えておきましょう。