目次
主な長期投資商品
 ・投資信託
 ・株式
 ・不動産
長期投資で失敗しないポイント
まとめ

主な長期投資商品

それでは、長期投資に適した投資先はどのようなものがあるのかチェックしていきましょう。

投資信託

投資信託とは、運用のプロであるファンドマネージャーが複数の投資家から資金を募って国内外の株式や債券、不動産に投資する金融商品です。得た利益は、投資した金額に応じて投資家に分配される仕組みです。

運用コストが抑えられるインデックス型の投資信託は、長期運用に向いているといわれています。手数料は商品や金融機関によって異なるため、入念に確認したうえで投資先の銘柄を選んでください。

株式

株式とは、企業が資金を調達するために発行する有価証券です。株式で長期投資を行う場合、自分自身で分析して長期で支援したい、また将来的に成長が期待できるなどの理由で企業を選定します。

不動産

不動産投資とは、アパートやマンションなどを購入して賃料収入を得る投資方法です。入居者の需要が見込める物件を購入できれば、長期にわたって安定した家賃収入を得られます。将来的に売却してキャピタルゲインを得ることも可能です。

ただし不動産投資を始めるには、まとまった自己資金を準備しなければなりません。加えて空室が発生して家賃収入が減る空室リスクや、家賃を滞納されて収入が減少する家賃滞納リスクなどがあります。

長期投資で失敗しないポイント

最後に、長期投資を成功させるためのポイントを解説します。

1. 必ず余剰資金ができてから投資を始める

長期投資は、必ず余剰資金で行いましょう。結婚や出産、子育て、医療費など、お金が必要になったタイミングで損失が発生している場合もあります。

なにより、財産のほとんどを投資に回してしまうと、一時的な損失が発生したときに不安を感じて日常生活や仕事に悪影響が出かねません。投資資金が貯まっていない人は、まず資金の貯蓄から始めましょう。

2. 損切りするポイントを決めておく

損切りとは、「株価が〇〇円まで下がったら売却する」のように、自身で損失を確定させるポイントを決めておくことです。長期投資をする際は、市場が動いて相場が下がったりしても慌てず行動するように、という考えがある一方で、短期投資と同様に損切りするポイントを明確に決め、機械的に判断する必要があるという考え方もあります。

まとめ

長期投資は長期間にわたって利益を狙うため、短期投資と比較してリスクを抑えた堅実な運用が可能です。しかし、長期投資をしたからといって、損失が発生する可能性はゼロではありません。株式や投資信託、不動産など複数の投資先に分散投資し、リスクを抑えた運用を心がけましょう。

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

提供元・RENOSYマガジン

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