プロダクトマネージャーに必要なスキル

プロダクトマネージャーにはどのようなスキルが求められるのでしょうか。ここではプロダクトマネージャーとして身に付けておきたいスキルについて解説します。

スキル1. 理解力/考察力

プロダクトマネージャーの仕事は課題解決から始まります。課題をしっかり理解していない場合、見当違いなプロダクト計画を立案してしまうことに……。

また、課題を理解するだけでは不十分です。課題を放置するとどうなってしまうのか、それを防ぐためにどういう対応が必要なのかといった考察もできないと、良い改善計画を立案できません。

そのため、理解力と考察力はプロダクトマネージャーに必須のスキルだといえます。

スキル2. コミュニケーション能力

どんな仕事をするにもコミュニケーション能力は求められますが、ことプロダクトマネージャーにおいてはまさに必要不可欠な能力となります。

多くの部署と関わるポジションなので、上手にコミュニケーションをとれないと仕事を効率的に進められません。また、リーダーシップをとる意味でもコミュニケーション能力は欠かせないでしょう。

スキル3. ステークホルダーマネジメントスキル

ここでいうステークホルダーとは、プロジェクトに関わるすべての人々(顧客やパートナー企業、ベンダー、経営者、技術者など)を指します。ステークホルダーとの関係を良好に保つことは、プロダクトマネジメントにおいて重要なポイントです。

ステークホルダーとの関係をより強固なものとするためには、スタートアップの段階から「この人なら安心してマネジメントを任せられる」と思ってもらえる計画の立案が求められます。

スケジュールにあわせて、ステークホルダーと最適なコミュニケーションを図っていきましょう。

プロダクトマネージャーに役立つ資格

プロダクトマネージャーに資格は必要ありませんが、資格取得を通してプロダクトマネージャーとしての基礎知識を学べます。そこで、ここでは資格しておきたい資格をご紹介します。

資格1. プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、IT系の国家資格である情報処理技術者試験の一区分で、高度情報処理技術者試験に含まれます。プロジェクトの責任者として十分なスキルを身に付けていることを証明できる資格でもあります。

情報処理能力だけではなく、経営視点からの思考能力やコミュニケーション能力、プロジェクトの見積り能力など幅広いビジネススキルが求められる試験です。

資格2. ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験は、IT系の国家資格である情報処理技術者試験の一区分で、高度情報処理技術者試験に含まれます。

企業のトップマネジメントとともに事業戦略や事業計画の段階から参画し、高度な経営戦略と知識でIT戦略を立案/実行できることを証明する資格です。