スズキ 新型ソリオバンディット(5AA-MA37S)が2020年12月4日にフルモデルチェンジをしての発売となり、ソリオのフロント、テール、インテリア(内装)のデザインを変更したモデルとなっています。

そんな新型ソリオバンディットですが、どのような長所や特徴を持っての登場となったのでしょうか。今回は先代である2代目ソリオバンディットやライバル車との比較を交えながらご紹介します。

スズキ 新型ソリオバンディットは室内空間の完成度が高い!

スズキ 新型ソリオバンディット(5AA-MA37S)の長所は?
(画像=『CarMe』より 引用)

スズキ 新型ソリオバンディットは、これまでも最大の魅力であった広い室内空間というコンセプトはそのままに、パッケージングの見直しが行われました。

ボディーサイズはライバル車であるトヨタ 新型ルーミー「カスタムG-T」よりも、全長85mm×全高10mm大きく、室内長320mm×室内高10mm広く作られており、トップクラスの室内の広さを誇っています。

そして特にユーザーからの要望が多かったリアシート(後席)の快適さと、ラゲッジルーム(荷室)の使い勝手の向上に力を入れています。その結果、今回よりアンダーボディーにスズキ独自の次世代テクノロジーであるハーテクトを採用し、滑らかで合理的な骨格構造を実現しました。

補強部分を減らすため、サスペンション部品を一体化したり、結合部分に部品を固定するなどの工夫を施し、軽量化や乗り心地に直結する基本性能の向上に成功しています。

ラゲッジルームは、床面長が550~715mmとなり、 2代目よりも100mmも広く設計されています。リアシートを一番前までスライドさせれば、1,390mmもの床面長となりますので、これらの効果により広い室内空間と快適な乗り心地の両立に成功しています。

また、スズキのコンパクトカーで初採用となったヘッドアップディスプレイは、ライバル車である新型ルーミーには搭載されていないのも強みのひとつです。

このヘッドアップディスプレイは車速や燃費、標識認識など運転時の情報を運転席正面に表示するもので、視線を逸らすことなく運転ができます。太陽光下や見えにくい状況でも鮮明な画像を映し出してくれます。

スズキ 新型ソリオバンディットは標準装備が多い!

スズキ 新型ソリオバンディット(5AA-MA37S)の長所は?
(画像=『CarMe』より 引用)

スズキ 新型ソリオバンディットはほとんどの機能、アイテムが標準装備です。主要装備一覧を見ても、オプションは全体で8項目しかありません。

例えば、トヨタ 新型ルーミーでは全グレードにおいてオプション装備となっているシートバックテーブルが、新型ソリオバンディットは標準装備です。

他にも、新型ルーミーではUSBポート1個、アクセサリーソケット1個という装備に対し、新型ソリオバンディットはUSBポート2個、後席右にアクセサリーソケット1個という装備という面もあります。使い勝手を考えると優位に立っていると言っていいでしょう。

安全性能面においても、車線逸脱警報機能や、全車速追従機能付ACCが新型ソリオバンディットでは標準機能に対し、新型ルーミーではオプション装備といった差もあります。