しかしながら、これはニーズある

ではオンラインレッスンはダメなのかというと、そんなことはないと思いました。

実は去年からスノーボードを始めたのだが、最初は全身ガタガタ。特に足の筋肉痛がヤヴァイ。そこで今年は夏の間サーフスケートをみっちりやって足を鍛えて、筋トレでもレッグランジを念入りにやったところ、かなり改善された。しかし本来はスポーツの技術向上に向けた筋トレは

ストレッチと共にやるもの

である。たとえばゴルフで飛距離を伸ばしたいからと単純に肩や腕の筋トレをすると、とんでもないスライスばかりになるという話を聞いた。実はわたしのパーソナルジムにはゴルフのレッスンプロがトレーナーに転身した人が別店にいるらしいのだが、大人気だそうな。そりゃそうだと思う。

サーフィンでもハワイ在住の田嶋鉄平プロ(2008年JPSAグランドチャンピオン)はオンラインレッスンをされていて、周囲のプロサーファーをはじめアマチュアもかなり受けていて好評です。月300ドル。

ガチガチの筋トレではなくて、サーフィンが下手にならないためのストレッチと、たとえば腰痛を防ぐためのボールを使うトレーニングなどの組み合わせ。

これは、ある!!!

と、思いました。で、わたしの塾生のテニスのコーチである稲本 昌之さんにも同様にアドバイスしました。ターゲットは中高年でずっとテニスを続けたい人向け。肘や腰を痛めないためのストレッチと、怪我をしないための筋トレ。ニーズありそうでしょ。スノーボードも噂によるとあるらしい。

お金に余裕があり、ずっとスポーツを続けたい中高年向きの、
ストレッチと筋トレを組み合わせた
競技別のオンラインレッスン

これはいけると思ったらすぐにやってください。ゴルフあたりが一番ニーズがありそうですね。ただしレッスンプロの資格がないとキツいと思われます。

わたしのお友達の森さんの本です。

文・永江 一石

急速に収束している日本のスポーツマーケットでどこが伸びているか
Prostock-Studio/iStock(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年3月25日の記事より転載させていただきました。

文・永江 一石/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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