筋トレブームも段々変わってきている
皆さんは日本のスポーツのマーケットでどこが伸びているか知っていますか。
少子高齢化が加速しているのでほとんどどのスポーツであってもマーケットは急速に収束しています。スキー場も激減中だし、特にコロナではメタメタになりました。
2021年のスポーツ参加市場規模は約1.1兆円となり、昨年より3割減少(▲32.0%)。一昨年より5割減少(▲51.5%)。
◆ 過去1年間にスタジアム観戦した人は全体の8.3%に減少。観戦者一人あたりの平均観戦回数も 3.4回に減少。
【速報】 2021年スポーツマーケティング基礎調査
観戦するのは野球とサッカーだが、実際にやっているスポーツとしては

1位 ウォーキング(これはスポーツではないのでは?)
2位 ジョギング、ランニング
3位 体操、トレーニング、エアロビクス
4位 ゴルフ
5位 ハイキング、登山
になります。3位を除くと暇な高齢者がやってるのばかりということが分かりますよね。ゴルフのプレーヤーの平均年齢はとっくに70歳超えているし、登山も高齢者ばかりです。
で、コロナ前のマーケットでは、スポーツ市場で唯一伸びているのが筋トレ。これには2種類あってパーソナルトレーニングと筋トレのみのエニタイムみたいな黙々と自分でやるタイプです。詳しくはココに書きました。
筋トレと言ってもいわゆる一般のスポーツクラブは大きく客数を減らしており、筋トレに絞ったパーソナルと一人黙々系の筋トレ専門ジムだけが伸びています。とはいえコロナでは相当客数を減らした。特に都市部の恵比寿や銀座など、会社帰りのサラリーマン層がリモートになったため軒並み閉店。逆に近郊の住宅地近くのジムは完全にバブって予約が取れません。
昨年8月に怪我をして2ヶ月トレーニングができず相当に筋肉が落ちましたが今やっとここまで戻しました。

また、あれほどインスタにたくさんいた女子の筋トレアカウントは投稿回数がめっきり減って、「そういえばどうしたのかな」と検索してみるとずっと更新していなかったりする。コロナで籠もっているうちに太ったか、大会がなくなって意欲が薄れたかしていると見る。
●都心のパーソナルジムは超人気を除いて壊滅
●住宅地のパーソナルジムは盛況
●高齢者の多いスポーツクラブは壊滅
という感じです。マザーズに上場したエニタイムもコロナでは相当に苦しんだ模様。やっと復活の兆しが見えてきたという感じですが、日本のバカみたいな適当なコロナ対策でこんなことになって本当にキツいと思います。

RIZAPもかなり苦しかった模様。

オンラインでは成功しづらいパーソナルトレーニング
コロナ前のブームとも言える筋トレは、まずは若い女子にきたが大半はお金が無いため数ヶ月で離脱。現在は、中高年の割とお金のある主婦、経営者、医者、士業みたいな感じだそうです。若者はエニタイムみたいな安いけどセルフのところ、意志が弱くてトレーナーが必要な中高年(わたし)はパーソナルという棲み分けです。
コロナ禍でジムを閉めざるを得なかったり、対人を怖がって離脱する客が多かったため、トレーナーの多くはオンラインをはじめましたが、オンラインはかなり問題があった。
1 単価を下げないといけないので同時に複数を対象としないといけない
↓
2 部屋の中を見られたり自分の姿を晒したくないため画像をオフにする人多し
↓
3 トレーナーがアドバイスできない
という根本的なことでした。また、器具類を使うのは危険なので自重トレーニングがメインになり、けっこう飽きるというのもある。自分もやってみたけど、正直オンラインでの筋トレはあまり向いていない。というより、ゴルフやテニスやスノーボードからサーフィンまで、スポーツのオンラインのレッスンは無理!!という結論に達しました。動画を送ってもらってアドバイス的なものも、そもそも送る方がよほどちゃんと撮らないとアドバイスどころではないのだ。