「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが、3月中旬になって和歌山県北部は日中気温が15度を超える日が続いております。寒さに弱い中辻ですが、こう一気に気温が上がると体温調整ができません(苦笑)。しかし私は体調を崩さない程度に釣りは行きます!ところでお魚さんの様子はいかがでしょうか?

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター中辻久範)

浅瀬でも魚影確認

3月11日、狙う魚は決めていませんでしたが、朝家の用事を済ませて午前10時半から和歌山県橋本市高野口町嵯峨谷付近を流れる嵯峨谷川(紀ノ川中流エリア)に自転車を走らせました。

上流ポイントに行くまでに、夏場なら流し毛バリ釣りをできそうなポイントが点在します。この時は毛バリ仕掛けは持っていませんでしたが、自転車を停めて瀬のポイントを見てみると……。魚影が走りました!

その魚影がカワムツかタカハヤかはわかりませんでしたが、お魚さんもこの急な気温(水温)上昇にびっくりしているのでしょうね(笑)。月日というのはあくまで人間の概念であって、お魚さんは「寒けりゃ深場へ行くし、暑けりゃ浅場に行くわい!」って感じなんでしょうね。

タカハヤ狙いで釣り開始

自転車に積んでいた淡水小物釣りタックルは、SZM岩清水カーボン製渓流ザオ3.6m1本に、仕掛けは玉ウキ仕掛けとミャク釣り仕掛けの2種です。エサはM社のグルテン1と魚肉ソーセージを持って行きました。

淡水小物釣りでタカハヤにカワムツ連打 河川にも春到来で魚は高活性
(画像=用意した仕掛け2種(提供:TSURINEWSライター中辻久範)、『TSURINEWS』より 引用)

午前11時に第1ポイントの堰堤落ち込み下のポイントに着きます。このポイントは落ち込みといえど、あまり流れが急ではありません。ただ岩と岩の間に窪み(穴)があり、この穴がタカハヤの巣となっているんです。

淡水小物釣りでタカハヤにカワムツ連打 河川にも春到来で魚は高活性
(画像=最初のポイント(提供:TSURINEWSライター中辻久範)、『TSURINEWS』より 引用)

正直玉ウキ仕掛けでもミャク釣り仕掛けでもどちらでもいいんですが、玉ウキ仕掛け(ミチイト1号、4号玉ウキ、6号ガン玉、K社0.4号糸付金袖2号)にエサは魚肉ソーセージをチョイスしました。

魚肉ソーセージはグルテン系エサよりも匂いは少ないですが、エサ持ちはいいのです。瀬でも魚影が確認できたのですから、匂いで寄せなくても、穴に魚がいれば食ってくれるだろう、という判断でした。

淡水小物釣りでタカハヤにカワムツ連打 河川にも春到来で魚は高活性
(画像=エサは魚肉ソーセージ(提供:TSURINEWSライター中辻久範)、『TSURINEWS』より 引用)

タカハヤ釣りは、海の魚種カサゴ(関西ではガシラと呼ぶ)釣りに似ています。巣からあまり動かないので、穴を集中的に狙うわけです。テトラポットの隙間にブラクリ仕掛けを落とし込む穴釣りと似たような感覚です。