目次
飲食業の年収が低い2つの理由
飲食業で年収アップを狙う3つの方法
飲食業の年収が低い2つの理由
飲食業界の仕事はお世辞にも楽ではありません。
それにも関わらず飲食業の平均年収が低い理由は一体どこにあるのでしょうか。
この章では、飲食業の平均年収が低い理由として考えられる2つのことについて解説します。
1.同業他社への転職が多い
平均年収が高い場合、必ずしも最初から設定されている給与の金額が高いわけではありません。
もちろん、他の業界に目を向ければ初任給からかなり高い水準である業界も存在します。
しかし、会社員として勤務していれば、勤続年数が長くなるごとに収入は確実に上がっていきます。
裏を返せば転職の多い業界だと、なかなか全体の平均年収は上がりづらいということになります。
飲食業界は、同業他社への転職が多い業界でもあります。
レストランで働いていた人が、別のレストランに転職するという事例は極めて多く、何社も同じ飲食業界で転職しているケースも珍しくありません。
▼業界別入職率・離職率
こちらのデータを見てお分かりの通り、飲食業界は入れ替わりの激しい業界です。
入職率・離職率ともにどの業界よりも高い数値となっているということは、それだけ長く働く人が少ないということになります。
年数を重ねるごとに昇給するとしても、勤続年数が平均して極端に短ければ、当然全体の平均年収額が高くなることはありません。
ダルマちゃん このデータを見ると、飲食・ホテル、そして他のサービス業に関しても同じことが言えるよね。
ユーくん 確かに。だからサービス業が全体的に平均年収が低くなってしまってるのかもね。納得だよ。
2.離職率が高い
一般的に、離職率は「新卒で入社して3年目までに辞める人の割合」を元に計算されます。
飲食業界の離職率は極めて高く、その割合はなんと50%を超えていることが分かっています。
▼新卒入社後3年目までの離職率
ここでも宿泊業と飲食業はセットとなっていますが、このカテゴリーに関しては離職率がずば抜けて高いのです。
3年目までに半数が退職してしまうのですから、これはかなりの高確率ですね。
先ほど飲食業界がいかに入れ替わりの激しい業界であるかをお伝えしましたが、離職率に関しても同じこと。
結局人が定着しにくい業界であれば、それだけ入社時と大きく変わらない収入のまま離職してしまうのですから、平均年収が低い数値となってしまうのはごく自然なことなのです。
ユーくん なるほどね。飲食業界の平均年収がなぜ低いのか、理解できたよ。別に給料が低いと言うことではなく、長く働く人が少ないということなんだね。
ダルマちゃん そうなんだ。もちろん、決して初任給が高い業界ではないというのも理由の一つ。でも一番の理由は給料が上がる前に人が辞めていくことだよ。
飲食業で年収アップを狙う3つの方法
飲食業界の平均年収が低いのであれば、飲食業界に就職しても高収入は一切望めないということなのでしょうか。
答えはNOです。
なぜなら、飲食業界に就職しても高収入を叶え豊かな生活を送る人も確かに存在しているからです。
一体何に気をつければ飲食業界でもしっかり稼いでいくことができるのでしょう。
ここでは飲食業界で高収入を目指すためにできる3つのことについて解説します!
1.大企業を狙う
業界に関わらず、企業規模の大きな会社ほど平均年収は高くなります。
以下のデータをご覧ください。
▼企業規模ごとにみる平均年収比較
規模 | 男性平均年収 | 女性平均年収 |
大企業 | 約640万円 | 約321万円 |
中企業 | 約384万円 | 約290万円 |
小企業 | 約348万円 | 約262万円 |
参考:厚生労働省ホームページ「平成28年賃金構造基本統計調査」
大企業の年収が男女ともに明らかに高くなるのが見てとれますね。
男性の平均年収においては、中小企業と大企業で圧倒的な差があります。
ユーくん すごい差だね、大企業に勤める男性の平均年収って640万円!?これはすごい。
この記事の前半で、飲食業界の平均年収が345万円ほどであることはお伝えした通りですが、あくまでも平均額であることを忘れてはいけません。
飲食業界でも以下の企業においては、平均年収がかなり高いです。
- リンガーハット 733万円
- スシロー 848万円
- サーティーワンアイスクリーム 747万円
- 吉野家 706万円
参考:業界動向SEARCH.COM「平均年収ランキング」
ユーくん すごい!スシローなんて800万越えじゃん!これは夢あるね!
大企業を選べば確実に稼げるとまでは言いませんが、名の知れた有名企業であれば高収入につながる可能性は明らかに高くなると考えて良いでしょう。
飲食業界にはたくさんの企業があります。
就活の際には、「企業規模」にも目を向けると良いですね!
2.福利厚生や各種手当に注目
福利厚生や各種手当に関しては、企業ごとにルールが定められているため、細かくチェックする必要があります。
なぜなら、福利厚生や各種手当の違いは、そのまま年収の違いにつながることも多く、年収UPを目指す際には無視できないポイントだからです!
- 食事手当(まかない)
- 住宅手当(家賃補助)
- 家族手当
- ロケーション手当
などは、特に毎月の収入に影響するところ。
まかないはただの「ご飯代」と侮ってはいけません。毎日の昼食代に1000円かかっているとしたら、毎月おおよそ2万円から2万5千円の出費!
食事代の出費が抑えられれば、その分お給料が浮くと考えれば馬鹿にできません。
扶養家族がいる場合の家族手当や、お住まいのエリアごとに指定されているロケーション手当など、毎月同じように働いていても支給してくれる会社とそうでない会社があるのです。
これらは決して小さな差ではなく、毎月数万円から10万円以上の違いを生むこともあります。
給料の額面だけでなく、手当や福利厚生もきちんと確認しておきましょう!
3.将来的に独立することを視野に入れる
今すぐに考えることではないかもしれませんが、飲食業界で経験を積んだ後に独立して自分の店を持ちたいと考える人も少なくありません。
自分の店舗を持つことで、年収1000万円以上をクリアしている人たちも大勢います。
もちろん、独立するとなればリスクも大きいです。
黒字にさえならず、年収がほぼゼロに終わってしまう可能性もあります。
ただ、独立して店舗を構えることで、無限の可能性にチャレンジすることは可能です!
ダルマちゃん 特に料理人として飲食業界に就職する人は、自分がシェフになって自分の店を持つことを目標にしているケースが割と多いよね。
ユーくん 確かに、飲食業界に就職したからって、ずっとそこで社員として働き続けると決まったわけじゃないよね!選択肢の一つに「独立」の道があることも覚えておきたいな!