飲食業界と言えば、給料があまり良くない上に仕事がきついという、ややネガティブなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

とは言え、レストランや居酒屋、バーなどで働きたいと考える人は多く、飲食業は人気のある業界でもあります。

今回は、今後飲食業界での就職を考える人向けに、以下の内容について解説します。

  • 飲食業の平均年収
  • 飲食業とその他の業界の年収比較
  • 飲食業で年収UPをする方法

就職を考える際には、様々な要素を加味して検討するものですが、中でも年収は重要な判断材料。

この記事で飲食業界の年収について理解を深め、今後のキャリアアップに役立ててくださいね!

目次
飲食業の平均年収
他業種と比較して飲食業の平均年収は低め

飲食業の平均年収

飲食業の平均年収|年収アップを狙う3つの方法も解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

飲食業界の年収については、先にお伝えしておくと決して高くはありません。

以下のデータは、飲食業の中でも「居酒屋・バー」と「レストラン」を運営する企業に勤める場合の平均年収を示したものです。

▼飲食業の平均年収

 平均年収(全体)男性平均女性平均
居酒屋・バー347万円365万円301万円
レストラン343万円375万円292万円

参考:doda平均年収ランキング2020年公開

ダルマちゃん 全体の平均が350万円に届かないとなると、年収は決して高くはないと言わざるを得ないね。

ユーくん 特に女性平均292万円って、レストランの業界もなかなか厳しいんだね。

飲食業界の平均年収は345万円。

居酒屋、バーのカテゴリーの方がやや年収が高くなっていますが、考えられる理由としては、勤務時間が深夜に及ぶケースが多く、深夜手当が支給されるからである可能性が高いです。

他業種と比較して飲食業の平均年収は低め

飲食業の平均年収|年収アップを狙う3つの方法も解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

飲食業界の平均年収が他の業界と比較してどのくらいの位置付けなのかを理解するため、ここでいくつか他業界の平均年収のデータを用いて比べていきましょう。

▼飲食業と他業種の平均年収比較

 平均年収(全体)男性平均女性平均
居酒屋・バー(飲食)347万円365万円301万円
レストラン(飲食)343万円375万円292万円
証券(金融)531万円595万円451万円
都市銀行(金融)507万円642万円405万円
ITコンサル(IT)455万円485万円406万円
医薬品(医療)629万円699万円504万円
住宅メーカー(不動産)424万円457万円365万円
ホテル・旅館(宿泊)339万円372万円311万円
人材サービス(サービス)360万円385万円332万円

参考:doda平均年収ランキング2020年公開

飲食業とよく比較されるのが宿泊業ですが、「ホテル・旅館」の平均年収339万と、飲食業同様低めです。

残業が多く激務であるホテル勤務もなかなか収入面では厳しいですね。

この表から分かることをまとめると、以下のとおりとなります。

  • 他業界と比較しても飲食業の年収はほぼ最下位
  • 金融系や医療系は平均年収が高い
  • 平均年収が低いのは「サービス業」と言われるカテゴリー

ダルマちゃん 予想通り、サービス業はジャンルが変わっても年収が低いという点では共通しているね。

ユーくん こうやって見てみると、飲食業ってあんまり稼げないってことがよく分かるよ。こりゃ大変だ。

と言うわけで、結論「飲食業界の年収は全体で見ても低い」です。

年収の高い業界を選んで就職したいとお考えの方には、飲食業はおすすめできません。