フリーランスと制作会社のメリット/デメリット
これまで、フリーランスと制作会社の相場についてそれぞれ紹介しました。
ホームページ作成を依頼するときに費用は重要なポイントですが、フリーランスと制作会社のメリット/デメリットも考慮に入れたいポイントです。以下で解説します。
フリーランスに依頼するメリット
メリット1. 費用が安い
フリーランスは会社と比べると、ホームページ作成に関わる人数が少なく、オフィスも自宅か小規模なオフィスであるケースが多いため、人件費や設備費があまりかかりません。
そのため、制作会社にホームページ作成を依頼する場合よりも、作成費用が安くなっています。
メリット2. 段取りがスムーズ
フリーランスでは、デザイナーやコーダー、プロジェクトリーダーなど、会社では分かれている業務を基本的に1人もしくは少人数で行っています。
要望が技術的に可能か、費用はどれくらいになるのかなど、こちらの質問に対して決定権のある人と直接交渉できるため、レスポンスが早く、その分スムーズに作業をすすめることができます。
フリーランスに依頼するデメリット
デメリット1. あくまで一人の能力に依存することとなる
一人で活動しているフリーランスの場合、不得意な工程も一人行なっていることが多く、どこかに欠陥があることも多いです。
依頼する前に、求めるホームページを作成するスキルを持ったフリーランスかどうか確認するため、デモサイトやポートフォリオサイトのチェックは念入りに行いましょう。
デメリット2. 求める機能が実装できない場合も
フリーランスの場合、個人に契約するため、その個人がもつスキル以上のことは要求できません。
依頼したフリーランスのスキルが低い場合、自分が理想としているデザインの要望が叶わない可能性もあるでしょう。
制作会社に依頼するメリット
メリット1. 品質が保証される
法人として、複数人の従業員とともに活動していることから、全体的なレベルが担保されている傾向にあります。
そのため、こちらの要望に合わせたクオリティの高いホームページの作成が可能です。
メリット2. 長く付き合える
ホームページ完成後の保守やメンテナンスを依頼する場合、法人で設立している会社の方が廃業のリスクが少なく、継続的なサポートを受けられます。
制作会社に依頼するデメリット
デメリット1. 費用が高額になる
従業員を雇い、オフィスも必要な制作会社では、人件費や設備費も作成費用に上乗せされるため、フリーランスに依頼するよりも費用は高くなります。
しかし競合会社が多いため、業界相場と比較したときに、高額の請求をされる可能性は低いという安心感もあります。
デメリット2. 1つの案件に関わる人が多い
制作会社の場合、営業担当や開発担当がそれぞれ異なるため、なかには営業と開発の連携が取れていないような会社もあります。
また、実績やデモサイトから制作会社を選んでも、Webデザイナーを多く抱える会社では、実績やデモサイト上に載っているデザイナーが担当になるとは限りません。
さらに、入れ替わりの激しい業界なので、依頼の途中で担当者が変わる可能性も考慮しておきましょう。
まとめ
今回の記事ではホームページ作成における、依頼先の選び方、フリーランスと制作会社の相場やメリット/デメリットを比較を紹介しました。
一長一短である以上、以下の点をおさえて依頼先を選定しましょう。
- 依頼したい場合はフリーランスと制作会社の双方に見積もりを依頼する
- それぞれの制作実績をよく確認する
(執筆:セイタモ 編集:mozuku)
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