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まずは低山登山の情報をガイドブックで調査
季節的な危険要因がないかを考える。
初心者が登山用の必要装備を一通り揃えた後、どんな山に最初に登れば良いのか悩む所で、何の経験もなしにいきなり1,000m以上の山々を選ぶ方は居ないと思います。何事も少しずつ経験値を増やしてステップアップが基本なのはご存知の通りで、特に山を軽く見れば痛い目にあってしまいます。
そこで登山初心者が一人でファーストアタックできる山の選び方をご紹介します。
まずは低山登山の情報をガイドブックで調査
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まずは書店でご自宅近隣の山が載っている登山ガイドをしっかり購入してみましょう。初心者向けから中級、上級者向けとランク別に山々の情報が詳細に記載されていて標高や登山ルートの地図、登山の時間や登山途中での案内板の有無、絶景スポットの情報など思っている以上に詳しく掲載されているはずです。
その中でも出来るだけ一度でも登山をしたことのある山がないか調べてみることをおすすめします。中学生や高校生の時に研修や部活の合宿、学校の遠足などで近隣の山を登山した経験は誰にでもあると思いますが、そういった山は何となくでも記憶があるはずなので全く事前知識のない山にアタックするよりも確実に安全性が高くなります。どうしても行った事のない山を選びたくなるのが人情ですが、初心者一人での単独登山には危険が潜んでいる事をしっかりと認識してもらう事が何よりも大切で、一度でも経験のある山であれば、登山の詳細は忘れていても登り始めれば記憶が少しでも蘇ってくるので一番大切な安全という要因が少しでも増えるのは山選びのメリットです。
季節的な危険要因がないかを考える。
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初心者が一人で単独登山を行うファーストアタックは出来るだけ知っている山を選んでもらう事が大切ですが、その同じ山であっても登山する季節によって危険度が変わって来ますので注意が必要です。
ごつごつとした岩場の多い登山道の場合には、雨が降ると滑り易くなったりしますので、以前に登った時期は春、夏、秋のいつ頃だったのか、同じような時期なのかをよく思い出して事前に装備を追加しておくことも必要です。
また余談ですが、可能であれば他の登山者が多くいる登山シーズンの時期をわざと選んで行くのも方法の一つで、間違い易い分かれ道などを間違わずに進める、体調不良などの問題が起こった時に回りに人がいれば助けを求める事もできるというメリットがあります。一人で楽しみたい気持ちも分かりますので、あくまでも予備知識として記憶しておく事をおすすめします。