京都でもっとも人気な時期が「春のサクラ」の季節です。神社仏閣の伝統建築と桜のコラボレーションは雅で悠久な歴史を感じられます。京都の桜の見頃は例年3月下旬から4月上旬です。日本屈指の桜の名所【5選】をご紹介します。京都ならではの優美な桜の景観をお楽しみください。

目次
1. 【平野神社】京都ナンバーワンの桜の名所!豪華絢爛な約400本の桜は圧巻の眺め
2. 【醍醐寺】太閤秀吉の「醍醐の花見」で知られる桜の名所
1. 【平野神社】京都ナンバーワンの桜の名所!豪華絢爛な約400本の桜は圧巻の眺め

平野神社は京都屈指のサクラの名所で、境内には約60種400本のサクラが植えられています。早咲きから遅咲きまで多品種のサクラが長期にわたって楽しめます。代表的なサクラは「魁桜(さきがけざくら)」で、京都の春を告げる早咲きのサクラです。平野神社は平安時代中期からサクラの植栽が行われ、歴史的に由緒があります。
平野神社のみどころ:桜苑の「桜と菜の花のコラボレーション」

平野神社は境内に「桜苑」を有し、3月下旬~4月中旬まで桜のお花見が楽しめます。さまざまな種類のサクラが楽しめるのはもちろん、菜の花も植栽されています。ピンクとイエローの春らしいポップな色彩は心が躍ります。2022年4月10日には平野神社の例大祭・桜花祭が行われる予定です。
平野神社の基本情報
- 住所:京都市北区平野宮本町1番地
- 電話番号:075-461-4450
- 拝観時間:6:00~17:00
- 拝観料金:境内無料 ※桜苑:500円
2. 【醍醐寺】太閤秀吉の「醍醐の花見」で知られる桜の名所

醍醐寺は真言宗醍醐寺派の総本山で、京都のサクラの名所です。「醍醐の花見」の舞台としても知られ、太閤秀吉が晩年に盛大な宴を開いたことでも知られています。醍醐寺のサクラは3月中旬に咲き始める河津桜を皮切りに、ソメイヨシノや八重桜など、さまざまな品種のサクラが次々に花を咲かせます。境内には樹齢100年を超えるサクラがいくつもあり、国宝の五重塔や金堂が建つ境内を彩ります。
醍醐寺のみどころ:参道のソメイヨシノと三宝院の大紅しだれ

<画像提供:醍醐寺>
醍醐寺のみどころは「参道のソメイヨシノ」と「三宝院の大紅しだれ」です。サクラの見頃に醍醐寺を訪れると、山門の奥に「ピンクの桜トンネル」が続き、その光景の美しさに感嘆すること間違いありません。青空の下で淡いピンクがよく映えて、元気いっぱいの春を感じることでしょう。三宝院前では大きく枝を広げた「太閤しだれ桜」が見逃せません。太閤秀吉の「醍醐の花見」の桜の子孫と言われています。
醍醐寺の基本情報
- 住所:京都市伏見区醍醐東大路町22
- 電話番号:075-571-0002
- 拝観時間:
【下醍醐】(3月〜12月第1日曜日)9:00~17:00/(12月第1日曜日の翌日〜2月)9:00~16:30
【上醍醐】(3月〜12月第1日曜日)9:00~15:00/(12月第1日曜日の翌日〜2月)9:00~14:00 - 拝観料金:
【通常期】
(三宝院庭園・伽藍)大人1,000円、中学生以上500円
(三宝院御殿特別拝観)中高生以上500円
(霊宝館本館・平成館特別展示)中高生以上500円
【春期(3/20~GW)】
(三宝院庭園・伽藍)大人1,500円、中学生以上1,000円
(三宝院御殿特別拝観)中高生以上500円
(霊宝館本館・平成館特別展示)中高生以上500円【上醍醐】大人600円、中学生以上400円 ※下醍醐の拝観券をお持ちの場合は100円引き