未経験でおすすめの業界

未経験での転職を考えるうえで、いくつかおすすめの業界があります。ここからはその理由も含めて、三つの業界を紹介します。
人手不足になりがちなIT業界
インターネットが普及し、さらにさまざまな業界でデジタルトランスフォーメーション(DX)が推進されるなど、現在最も急速に成長している業界であるIT業界ですが、一方で人手不足が問題になっています。
そのため『ポテンシャル採用』を行ったり、教育制度を整えたりするなど、未経験の人材でも活躍できる環境が豊富に用意されています。業界の規模も拡大しているため、今後も需要は高まっていく可能性が高いとみられます。
この機会にIT業界への転職を検討してみることをおすすめします。
高齢化しつつある建設業界
ビル建設や新興住宅地の開発など、建設業界は衰えることがありません。しかし、一方で問題になっているのが労働者層の高齢化です。
現在、建設業界の労働者のほとんどは30代以上であり、若年層の働き手が不足しています。そのため、未経験でも採用される可能性が広がっています。
さらに、現場職であれば特殊な資格は必要なく、実際に働きながらスキルを習得していくことができるので、将来的に役職を持ち高い収入を実現することも可能でしょう。
需要の高まる運輸業界
現在インターネット通販で買い物をする人は多く、それに伴って需要が高まってきているのが運輸業界です。
運輸業界は検品や入出荷作業などの軽作業から、運転免許があれば歓迎してもらえるドライバー職など、未経験でも始めやすい仕事が非常に多い業界でもあります。
最近では働き方改革の影響によって、昔から根強く残っていた『残業時間で稼ぐ』という考え方も解消されつつあり、ホワイトな働き方も可能となってきています。一人でもくもくと仕事に打ち込むのが得意な人や、運転するのが好きな人に運輸業界はおすすめです。
未経験でおすすめの職種

未経験から転職する際には、これから紹介する三つの職種がおすすめです。
営業職
営業職は、商品やサービスを売る企業にとって最も需要の高い職種です。企業によって商品やサービスは異なるため、経験者であってもなじめない可能性がある一方、未経験であっても採用されやすいという側面があります。
ただし人と接することが前提の職種であるため、コミュニケーション能力が必須になることや、月々のノルマが課せられる点には注意が必要です。
人とコミュニケーションを取ることや、人前で何かを発表することが得意な人にはおすすめできる職種といえるでしょう。
事務職
事務職は入社直後、単純なデータ入力作業から覚えていくことが多いため未経験からでも始めやすい職種です。
現場職や営業職、取引先とのコミュニケーションが求められることもあるため、入社後にそういったポジションになじめるかどうかが重要なポイントとなります。
そのため、日々コツコツと細かい作業を行える人や単調な作業が得意な人はもちろんのこと、社内外問わずスムーズなやり取りを行える人に向いている職種といえるでしょう。
ITエンジニア
ITエンジニアと聞くと、専門的な知識が必要なのではないかと思う人もいるかもしれませんが、フロントエンドエンジニアや、会社ごとに最適なネットワークを設計・構築するネットワークエンジニアなどであれば、未経験からでも転職できる可能性があります。
また入社後に勉強会や研修を通してスキルを磨けるほか、実際の業務を通して知識をつけることもできるため、意欲的な姿勢をもって挑戦できる人に向いている職種です。