代理店営業は稼げると聞いて、代理店営業について興味を持った人もいるでしょう。実際、代理店営業がどのような仕事か理解してから始めることが大切です。代理店営業の業務内容や求められるスキル、平均年収など知っておきたいポイントについて解説します。

目次
代理店営業とは?
代理店営業の仕事内容

代理店営業とは?

代理店営業とは?未経験からでも目指せる代理店営業の特徴を解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

そもそも代理店営業とはどのような仕事なのでしょうか?他の営業職との違いや、代理店営業のメリットとデメリットを解説します。

一般的な営業職との違い

代理店営業と一般的な営業職の違いは、顧客へ商品を直接販売するか否かにあります。

代理店とは自社の製品を代わりに販売してくれる企業のことを指します。代理店営業の仕事は、代理店の新規開拓を行ったり、すでにパートナーとなっている代理店の管理やサポートしたりすることです。

一方で、一般的な営業職の仕事は直販営業といわれ、自社商品やサービスを使うユーザーに直接販売することです。多くの人が想像する営業職はこの直販営業に当たります。

代理店営業のメリットとデメリット

代理店営業の大きなメリットは、ノルマ制度が厳しくないことです。毎月複数の代理店から継続的に発注をもらえるため、売上が安定する傾向にあります。また、『商品を売る』という共通の目標があるため、代理店との仲間意識も生まれやすいでしょう。

一方でデメリットは、自分の成績が代理店のパフォーマンスに左右される点です。他者の力を借りて商品を販売する営業手法なだけに、自分1人の力だけで売上を伸ばすことは難しいといえます。

また、売上が伸び悩んでいると、代理店のモチベーションも下がってしまうでしょう。代理店営業には、代理店が売上を伸ばすためのマネジメント力や商品の提案力が求められます。

代理店営業の仕事内容

代理店営業とは?未経験からでも目指せる代理店営業の特徴を解説
(画像=『キャリアゲ』より引用)

代理店営業の具体的な業務内容を解説します。就職後に『合ってない』と思わないようにするために、就職前にどのような仕事を行うかを把握しておきましょう。

代理店のサポート

代理店のサポートは代理店営業の仕事の中で一番多い業務です。

代理店にとっては他社の商品であるため、商品について正しく理解してもらう必要があります。また、商品を効果的に販売するためのトークや提案方法のレクチャーを行うことも重要です。さらに、代理店に寄せられたクレームやトラブル対応なども代理店営業の仕事です。

代理店は他社の商品も扱っている可能性があるため、自社商品を積極的に紹介してもらうべく、手厚いサポートが欠かせないでしょう。

新規代理店の開拓

代理店営業では自分がユーザーに直接商品を売らないため、売上を伸ばすには多くの代理店で扱ってもらうことが重要です。

例えば、新商品が出た場合など、既存の代理店よりも新たに契約する代理店の方が積極的に取り扱ってくれるケースもあるため、新規代理店の開拓も欠かせない業務です。

代理店の方から、自社の商品を扱わせてほしいと問い合わせが来る場合もあります。この場合、代理店側が販売促進をしてくれる可能性が高いため、丁寧に対応しましょう。

営業同行

代理店の営業担当に同行して商品の説明などを行うこともあります。特に法人向けで、かつ専門性の高いサービスの場合は、商品のスペシャリストとして意見を求められることがあるでしょう。

法人向けサービスは単価が高く、競合も多い傾向にあります。そのため、他社より先に契約を取ることができれば、自社と代理店の双方にとって大きなメリットです。代理店のモチベーションアップにもつながることでしょう。