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愛妻家の一面を覗かせる、お気に入りの財布【DIOR カードホルダー】
“自分にとって良いモノ”を思い出させてくれるリュック【UNTRACE KNAP PACK】
愛妻家の一面を覗かせる、お気に入りの財布
【DIOR カードホルダー】

転職や独立、結婚といったライフステージの変化がありながらも、「これがあったことで人生に良い影響を与えてくれた」と言える愛用品があると話すかっぴーさん。
「一つ目は、財布です。洋服は着替えるけど財布って毎日同じものを使うじゃないですか。それなのに財布がずっと決まらなかったんですよ」
かっぴーさんの財布歴史を聞いてみると、20代前半でアレキサンダーマックイーンのドクロ財布を持ち、漫画として成功してからは、ヴィトンとシュプリームのコラボ財布を持っていた。
「若いころは、財布って、自分がどう見られたいかを象徴していると思ったんですよね。だから羽振りと言ったらあれですけど、成功者というか成功した感を出したかったというか(笑)。でも、違和感や照れが出てきて、手放すことにしました」
自身が持ちたい財布のイメージが変わることになったのは、結婚した妻の影響だった。妻との出会いを通じて人の感性や真理眼を教えてもらい、本当に自分に合うものはなんだろうと考え始めたのがキッカケになった。それで新たに選んだ財布がDIORのカードホルダーだ。
「ブランド品ではあるんですが、さして高いものではありません。ただ、自分の中のストーリーを大事にしています。奥さんがディオール好きでバッグなど持っているんですけど、この財布と同じテキスタイル柄が使われているんです。女性が持つバッグをお揃いにするのは変だけど、財布でお揃いはちょっと嬉しいなというか」
結婚する前は、人にどう思われたいかを気にして財布を持っていたが、妻との出会いで“自分がどう愛着を持つか”という価値基準に変わった。毎日使うからこそ、大事にしたいアイテムの一つだと言う。
“自分にとって良いモノ”を思い出させてくれるリュック
【UNTRACE KNAP PACK】

「二つ目に紹介するのは、リュックですね。去年ぐらいに作った『UNTRACE』のリュックなんですよ」
『UNTRACE』というアパレルブランドは、かっぴーさんがクリエイティブ仲間たちと立ち上げたデザインレーベルだ。コンセプトとして掲げるのは、“自分らが一番使いたいものを作ろう”。
「つまりクリエイターのために作っているんですよね」と、かっぴーさんが教えてくれた。

「UNTRACEはメンバー全員がクリエイターなので、ポケットの感じや、シワになってもすぐ伸びるような素材感など、自分たちが身につけて気持ちいいと感じられるものを作っています。そして、その集大成がこのリュックで、ずっと愛用しているんです。機能性もあり、大容量で軽い。出張でも手放せないですね」
「UNTRACE」のメンバーにはスポーツをやる人が多かったため、リュックにはシューズやバスケボールなどを入れられる。また、生地は水を通さないスリーレイヤーで、穴が開きにくい丈夫さも魅力だと言う。
「自分たちのライフスタイルに合わせて作っているんですよね。それを僕らが使って完成するという感じ。このリュックを使うたびに、本当に使いやすく自分にとって良いものを使いたいということを思い出させてくれるというか。“自分にとって一番気持ちいいのはこれだな”というのを自分たちで作れたので、達成感や思い入れも大きいですね」