総門をくぐり広大な境内へ

地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)

太鼓橋を過ぎれば恐山への入口「総門」が見えてきます。総門前には広い駐車場やお土産店もあります。ズラリと並んだ大きな地蔵も目に入ってきます。ちなみに恐山は菩提寺というお寺の山号です。日本三大霊場の比叡山が延暦寺、高野山が金剛峯寺であるように、この恐山も寺院なのです。

地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)

恐山菩提寺の境内へと足を踏み入れるには入山料が必要となります。総門の脇で入山料を納め、門をくぐっていきましょう。参道を歩けばすぐに見えてくるのが立派な山門です。

地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)

山門をくぐって本尊を祀る地蔵堂を目指して歩けば、右手に大きな宿坊の建物が。そして参道脇には何やらお風呂らしき小屋があることに気づきます。硫黄の匂いが漂っていた境内ですが、ここにはなんと入浴できる温泉が湧いているのです!しかも参拝者は無料で利用可能です。

地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)

恐山の境内にある温泉小屋は全部で4つ。しかもそれらは、全て異なる効能を持つ本格的な温泉。ただし小屋の中は湯舟しかありません。かつては恐山を訪れる人が温泉で身を清めた後に参拝していたということで、まさに身を清めることに特化したような潔い造りです。そのためか温泉を目当てに恐山を訪れる温泉通も少なくないのだそう。

地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)

本尊を祀る地蔵堂を参拝したら、進路を左手にとってみましょう。その先には荒涼とした光景が広がっています。こちらにも恐山の参道があり、巡礼ルートとなっています。比叡山や高野山は文字通り「山」というイメージで、巨木が立ち並ぶ荘厳な雰囲気。しかし、恐山は荒涼とした大地というイメージで、木々の中を歩くようなことはありません。

荒涼とした地獄谷をめぐる

地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)
地獄でもあり、極楽でもある!日本三大霊場「恐山」の雄大な風景
(画像=『たびこふれ』より 引用)

参道とはいうもののゴロゴロと岩がむき出しになったような道で、ここは地獄谷と呼ばれます。文字通りの景色の中を歩いていけば、無間地獄や重罪地獄と名付けられた地獄めぐりをすることができます。下北半島では昔から「人は死んだらお山(恐山)へ行く」と言われてきたのですが、この風景を見れば、まさにこの場所こそあの世そのもの、と感じます。

ところどころに噴き出している火山性ガスや、湧き出る硫黄色のお湯などが、この世のものとは思えない風景を更に醸し出しています。しかしそんな荒涼とした風景の中にも、ところどころに地蔵や観音が配置されていて、地獄の中にも救いがあるようにも思えます。