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転職面接でよくある質問例
その他、面接で出やすい質問例

転職面接でよくある質問例

転職の面接でよくある質問の例。基本マナーを押さえて面接を乗り切る
(画像=(出典) pexels.com、『キャリアゲ』より引用)

続いて、転職の面接でよくされる質問の回答例を紹介します。あくまでも一例と考えて、回答にあたり重視すべきポイントに注目しましょう。

自己紹介をしてください

自己紹介は面接で必ずしなければいけません。面接官は自社で活躍してくれそうな人材かどうかを見極めようとしています。これまでの仕事の実績や、そこで得られたスキルや経験をアピールしましょう。回答例は次の通りです。

「私は〇〇会社で電話による営業を行ってきました。その中で、顧客に対してどういった商品説明をすれば魅力的に感じてもらえるか、話の構成や強調するポイントなどを実地に学ぶことができ、対人営業でも成果を出せるようになりました。

仕事柄、顧客から断られることにも慣れているので、御社でも営業部隊の一員となり、積極的に顧客訪問をして売上に貢献したいと思います。」

転職の理由を教えてください

転職の理由も必ず質問されます。転職希望者に、なぜ現在の仕事を辞めて転職しようと考えたのかを聞くことで、面接官は『うちも同じような理由で辞めないか』を確認しようとしているのです。

現状に何かしらの不満点があって転職に至ったのは面接官も分かっているので、変に取り繕おうとせずに話した方がよいでしょう。

ただし、面接官の納得を得られるような理由を、論理的に話す必要があります。同じ理由で志望先の企業を辞めることのない点は、直接そう言わないとしても、回答に含める必要があるでしょう。

「高校卒業後、アルバイトを含めて3年間飲食店で働いてきました。ウェイターとして仕事をする傍らで、レジの管理や経理の仕事の一部も任されるようになり、徐々に企業の会計の仕事に興味を持つようになりました。

飲食店では本格的な会計業務に従事するのは難しいため、思い切って転職を決意した次第です。御社の経理部門では、未経験でもさまざまな仕事にチャレンジさせていただけると聞いたので、とても魅力を感じています。」

志望動機は何ですか

転職面接でも志望動機は必ず聞かれます。他社ではなく、なぜその企業を選んだのか、面接官に納得してもらえるように回答しなければいけません。

そのためには応募する企業の業種や仕事内容、直近のニュースなどをあらかじめ調べ、入社後にどのように働き、活躍できるのか説明しましょう。転職への本気度を伝えることが大事です。

「これまで派遣社員として営業に3年間携わってきましたが、さらに営業のスキルを高めたいと思って御社を志望いたしました。御社の営業チームは非常に優秀でチームワークもよく、同業他社と比べてもとくによい成績を収めています。

そのチームの一員として実績を積みたいと強く思いました。これまで培ってきた営業スキルを活かしながら、御社の売上に貢献したいと考えております。」

その他、面接で出やすい質問例

転職の面接でよくある質問の例。基本マナーを押さえて面接を乗り切る
(画像=(出典) pexels.com、『キャリアゲ』より引用)

最後に、転職理由や志望動機以外に、面接でされやすい質問をいくつか紹介します。答え方のポイントを押さえておきましょう。

活かせる経験やスキルは何ですか

転職面接の場合、これまでの仕事で得た経験やスキルの中で、応募先企業で活かせるものは何か聞かれる場合もあります。営業職でも聞かれる場合はありますが、とくに技術職やデザイナー職など、専門的な職種の面接で質問されるケースが多いでしょう。

面接官は自己紹介や自己PR、志望動機への回答とともに、自社で本当に活躍できる人材かどうかを見極めようとしています。

応募職種と具体的な業務内容をしっかりと理解しておき、自分の経験やスキルがどう活かせるのか論理的に伝えられるようにしておきましょう。

キャリアプランを教えてください

今後のキャリアプランについて聞かれることもあります。採用後にどういった働き方をしたいのか、どんなポジションを目指すのかなど、自分の考える中長期的なプランを答えましょう。

独りよがりな考えではなく、自分の強みやスキルを踏まえて、自分がキャリアアップすることでその企業にどのようなメリットがあるのかを伝えることが重要です。

最後に質問はありますか

面接官への『逆質問』も考えておきましょう。面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれるケースは多いものです。

「とくにありません」と答える人もいますが、面接官は応募者が自社に興味を持っているのかを最終確認しようとしています。必ず質問をするようにしましょう。

逆質問に対する回答は、本気で入社を考えている印象を面接官に与えるものでなければいけません。

例えば「入社までに習得しておくべきスキルはありますか?」「どういった方々が管理職となられていますか?」など、入社後にその会社に貢献したいという思いが伝わる質問を考えておきましょう。

逆に「給料はいくらですか?」「長期休暇は取りやすいですか?」など、会社案内を読めば分かることや福利厚生ばかりに着目した質問は悪印象です。