転職活動中に悩むのが、面接での質面への回答です。会社によって聞かれることが異なるので、対策を立てられないと感じている人も多いのではないでしょうか?完全な対策は難しいとしても、想定される質問の傾向を知っておけば面接の突破につながります。

目次
転職の流れを把握しておこう
面接の基本マナーをおさらい

転職の流れを把握しておこう

転職の面接でよくある質問の例。基本マナーを押さえて面接を乗り切る
(画像=(出典) pexels.com、『キャリアゲ』より引用)

まずは、転職の大まかな流れを説明します。全体の流れを理解し、どの段階で何を準備すればよいか自分なりに考えてみましょう。

応募から採用までの流れ

転職活動の開始から、企業に採用されるまでの流れは以下の通りです。

  1. 応募書類の作成
  2. 応募
  3. 書類選考通過
  4. 一次面接
  5. 二次面接
  6. 最終面接
  7. 内定

まずは応募書類を作成して提出するところがスタートです。書類選考を通過すれば次は面接ですが、企業によって面接の回数は違います。

一般的には2~3回程度の面接を通ると、経営者や役員による最終面接です。中途採用の場合は新卒採用に比べて回数が少なく、2回程度で合否が決まるケースも多いでしょう。

面接当日の流れ

一般的な転職の面接は、以下のような流れで進みます。

  1. 自己紹介・自己PR
  2. 転職しようと決意した理由
  3. その企業を志望した理由
  4. 合格した場合の業務の内容や条件の確認
  5. 逆質問

大まかな面接の流れを覚えて、質問にスムーズに答えられるようにしておきましょう。実際の質問の順番は前後することもありますが、転職理由や志望理由は必ず質問されます。

企業ごとに質問内容が少し変わる可能性もありますが、上記の内容については回答を準備しておくと安心です。

面接の基本マナーをおさらい

転職の面接でよくある質問の例。基本マナーを押さえて面接を乗り切る
(画像=(出典) pexels.com、『キャリアゲ』より引用)

次に面接の基本的なマナーを説明します。新卒採用の面接と基本的に同じですが、細かいマナーを忘れてしまった人もいるかもしれません。ここでおさらいをして、身だしなみと心の準備を整えましょう。

受付から入室までのマナー

面接開始時間の10分前までには企業に到着し、身だしなみをチェックしてから受付に向かいます。企業のエントランスに入った時点で、面接が始まっているという意識を持つことが大事です。

当たり前ですが、遅刻は絶対にNGです。遅れそうな場合は必ず早めに電話で連絡を入れましょう。

受付では、面接で来訪した旨と氏名を伝えて、担当者に取り次ぎを依頼しましょう。待合室に案内されたら、呼ばれるまで静かに待機します。事前に携帯電話やスマートフォンの電源はオフにしておきましょう。

名前を呼ばれたら面接室のドアを3回ノックします。室内から「どうぞ」と聞こえたら、「失礼いたします」と言ってドアを開けて入室します。後ろ手でドアを閉めないように気を付けましょう。

面接から退室までのマナー

入室したら、面接官にはっきりとした声で「〇〇と申します。本日は面接のお時間をいただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします」と伝え一礼します。

勝手に椅子に座らず、席に着くように言われてから着席しましょう。鞄は椅子の横に置いておきます。企業から応募書類を持参するように伝えられていた場合は、ここで面接官に提出します。

面接中は背筋を伸ばして、はっきりとした声で受け答えしましょう。質問には簡潔に答えることを心がけ、話が長くなりすぎないように注意が必要です。ていねいな言葉遣いにも気を付けましょう。

服装や身だしなみのマナー

服装や身だしなみのマナーも重要です。男性の場合、シングルスーツで色は濃紺がおすすめです。新卒採用ではないので、リクルートスーツは避けましょう。

女性の場合はスカートスタイルとパンツスタイルから選択しますが、基本的にはどちらでも構いません。色はベージュやグレーなどを選ぶとよいでしょう。

重要なのは、相手に明るく清潔な印象を与えることです。スーツにしわやホコリが付いていないかチェックしておきましょう。

面接時の髪型は、社会人として常識はずれなものでなければ、基本的に問題ありません。ここでも重要なのは清潔感です。

鞄や靴もビジネスで一般的に使用されるものを選択しましょう。色はスーツに合わせて黒や濃紺、茶色あたりがおすすめです。細かい部分の身だしなみを確認している面接官もいるので、靴は面接に備えて磨いておきましょう。