見知らぬ土地に不動産を購入する際は、物件だけでなく周辺の環境を知っておきたいもの。現在の様子はもちろん、未来のまちを事前に把握できると、購入物件の将来の資産価値も予想しやすくなります。「まちの住みやすさ発見!」では、さまざまな角度からまちのよさに迫ります。

今回は、JR・西武鉄道・京王電鉄・小田急電鉄・東京メトロなど複数の路線が利用でき、1日あたりの乗降者数でギネス世界記録を持つ新宿駅に1本でアクセスできる西武新宿線の4駅(下落合、都立家政、上石神井、武蔵関)をご紹介します。

目次
西武新宿線は巨大ターミナル駅・新宿に近接
 ・西武新宿線の玄関・西武新宿駅がリニューアル
新宿駅周辺の大規模再開発 
 ・新宿グランドターミナルによる新宿エリアの再編
 ・新宿グランドターミナルに向けて新宿はどう変わるのか?
 ・新宿駅西口地区開発事業(2022年〜2029年)

西武新宿線は巨大ターミナル駅・新宿に近接

再開発により進化し続ける新宿と、新宿に好アクセスな西武新宿線(下落合、都立家政、上石神井、武蔵関)の変わらない魅力|まちの住みやすさ発見
(画像=新宿方面はもちろん、埼玉方面に行きやすいのは隠れた魅力、『RENOSYマガジン』より引用)

西武新宿駅と近接しており、乗り換えに利用する新宿駅の1日の平均乗降者数は約350万人。1日の乗降者数は世界最多を誇り「Busiest station」としてギネスにも認定された世界第1位の巨大ターミナル駅でもあります。

新宿駅はJRのほか、3つの私鉄(西武新宿線、京王線、小田急線)、2つの地下鉄(東京メトロ丸の内線、都営大江戸線)が接続しており、各社とも乗降者数は50万〜70万人です。西武新宿線(西武新宿と高田馬場)も1日に約50万人が利用します。

西武新宿線の玄関・西武新宿駅がリニューアル

再開発により進化し続ける新宿と、新宿に好アクセスな西武新宿線(下落合、都立家政、上石神井、武蔵関)の変わらない魅力|まちの住みやすさ発見
(画像=引用:新宿線の玄関口である西武新宿駅のリニューアル工事が完成しました!|ニュースリリース:西武鉄道Webサイト、『RENOSYマガジン』より引用)

西武新宿、高田馬場に通勤の負担が少ない約20分で行けるエリアは、下落合〜武蔵関(準急利用時)。通勤・通学に便利なこととに加え、沿線に大学のキャンパスが多いことから、常に人気と需要の高いエリアです。

また、2019年4月には西武新宿駅のリニューアルが完了。改札外コンコースや駅舎ファサードの視認性・利便性・快適性が向上し、より快適に利用できる駅になっています。

新宿駅周辺の大規模再開発 

新宿グランドターミナルによる新宿エリアの再編

「新宿グランドターミナル」とは2040年を見据えた新宿の街づくりとして、東京都と新宿区が中心に進めている構想です。

この構想のコンセプトは、「~「交流・連携・挑戦」が生まれる人中心のまちへ~」。現在の新宿の特性を活かしつつ、今抱えてる新宿の街と駅の課題を解決することでより魅力的な街にしていく構想です。

街づくりの方向性として、以下の4つが挙げられています。

1. 世界一のターミナルにふさわしい機能の充実・強化

築50年以上が経過した駅ビルの建替えを契機として、複数の駅と駅前広場も含めて一体的に整備することで、国際交流都市の玄関口としてふさわしい整備を行う

2. 駅と街、街と街の回遊性向上

新宿に訪れる誰もが自由に行き交うことができ、活動しやすい歩行者空間を創出

3. 国際競争力の強化に資する機能の導入

国際ビジネス交流ゾーンを形成する中核的な拠点の一角として、来訪者の多さや多様な機能の集積を生かし、世界から投資や消費を生み出す、国際水準の環境整備や新たな魅力を発信し続ける機能の導入を誘導

4. 周辺地域への展開

ターミナルの再編を契機として、周辺の街づくりを進め、新宿の街全体の機能更新を促進

新宿グランドターミナルに向けて新宿はどう変わるのか?

新宿グランドターミナルに向けて、東京都・新宿区があげている具体的な方針とをいくつかご紹介いたします。

グランドターミナルと街を「東西骨格軸」でつなぐ

再開発により進化し続ける新宿と、新宿に好アクセスな西武新宿線(下落合、都立家政、上石神井、武蔵関)の変わらない魅力|まちの住みやすさ発見
(画像=引用:新宿の拠点再整備方針(案)~新宿グランドターミナルの一体的な再編~ | 東京都都市整備局、『RENOSYマガジン』より引用)

新宿駅の東西の行き来をよりしやすくする取り組みです。2020年に開通済みの地下の東西自由通路に加え、線路上空に東西デッキを設置し、よりスムーズな移動ができるようになる予定です。

グランドターミナルの顔となるプラザ・テラスを整備

再開発により進化し続ける新宿と、新宿に好アクセスな西武新宿線(下落合、都立家政、上石神井、武蔵関)の変わらない魅力|まちの住みやすさ発見
(画像=引用:新宿の拠点再整備方針(案)~新宿グランドターミナルの一体的な再編~ | 東京都都市整備局、『RENOSYマガジン』より引用)

新宿駅の線路上空に新宿の新たな顔として「新宿セントラルプラザ」の整備、また新宿駅のデッキから地下までを結ぶ「新宿テラス」の整備が予定されています。

グランドターミナルの各所に人が佇みたくなる空間とみどりの創出

再開発により進化し続ける新宿と、新宿に好アクセスな西武新宿線(下落合、都立家政、上石神井、武蔵関)の変わらない魅力|まちの住みやすさ発見
(画像=引用:新宿の拠点再整備方針(案)~新宿グランドターミナルの一体的な再編~ | 東京都都市整備局、『RENOSYマガジン』より引用)

新宿セントラルプラザ、新宿テラスを人の動きが視覚的にわかりやすい設計に。また、緑を多く取り入れることで、居心地の良い空間作りが予定されています。

新宿駅西口地区開発事業(2022年〜2029年)

再開発により進化し続ける新宿と、新宿に好アクセスな西武新宿線(下落合、都立家政、上石神井、武蔵関)の変わらない魅力|まちの住みやすさ発見
(画像=引用:新宿駅西口地区の開発計画について - 小田急電鉄、『RENOSYマガジン』より引用)
再開発により進化し続ける新宿と、新宿に好アクセスな西武新宿線(下落合、都立家政、上石神井、武蔵関)の変わらない魅力|まちの住みやすさ発見
(画像=引用:新宿駅西口地区の開発計画について - 小田急電鉄、『RENOSYマガジン』より引用)

小田急電鉄株式会社および東京地下鉄株式会社が中心となって進めている開発事業で、新宿グランドターミナルの一環として進められています。

この計画で予定されているビルが完成すると、新宿駅西口に地上48階、高さ約260mの高層ビルが誕生します。