目次
営業職がホワイトな業界や会社とは?
ホワイト企業かはここをチェック
営業職がホワイトな業界や会社とは?

ブラックな職場の特徴に当てはまる企業を避けながら、ホワイトな職場を探すポイントも解説します。自社で製品を持っている企業やインフラ関係の業界、法人営業をしているメーカーがおすすめです。
自社製品を持つメーカー
自社独自のサービスや製品を持つメーカーは、ホワイトな会社であることが多いようです。自社の製品があることで、営業・純利益率が高い傾向にあるため、福利厚生に投資する余裕があり、給料が上がりやすいと考えられます。
営業・純利益率が高い企業では、少しでも生産率が上がるように労働環境が整備されています。仕事量も調節されていて、残業も少なく働きやすい可能性が高くなります。
ホワイトな会社に就職したい場合は、自社製品を持つかどうかという視点を持って探してみましょう。
インフラやエネルギー業界
インフラ関係の会社やエネルギー関係の会社は、ホワイト企業の割合が高い業界です。電気・ガス・鉄道・石油などの生活に必要不可欠なものを扱っていることで、経営が安定しているのが特徴です。
これら生活必需品の需要はなくなるとは考えにくく、ブラック企業のように厳しいノルマを与えられることもないでしょう。景気に左右されづらく収入が安定するため、長く働き続けられる業界と言えます。
ホワイトな業界に就職したいのであれば、インフラ業界やエネルギー業界がおすすめです。
BtoB営業はホワイト率高め
BtoB営業とは法人を顧客として行う営業のことです。BtoB企業のなかでも、特に素材・部品メーカーは働く環境が整っている企業が多いと言えます。その理由は、労働組合の力が非常に強いことが挙げられます。
メーカーには高い技術を持つ技術者がおり、そういった社員が組んでいる労働組合がストを起こせば、工場の稼働もストップし経営に大きな打撃を与えます。強い労働組合があるBtoBメーカーは、ホワイトな企業である可能性が高いのです。
また、BtoBメーカーは製造工程の上流に位置し、原料に近いモノの生産を行っている場合が多くあります。例えば自動車部品メーカーの場合、顧客の自動車メーカーがつぶれたとしても、他の自動車メーカーを顧客先として新たに開拓できます。
このように横に展開がしやすく経営が安定化しやすいため、福利厚生や給与という形で従業員に還元されやすくなります。
ホワイト企業かはここをチェック

ホワイト企業かどうかは、年間休日の日数や、有休消化率でも判断できます。同時に福利厚生が充実しているかどうかも確認してみましょう。
年間休日日数と有給休暇取得率
働きやすい企業かどうかは、年間休日の日数を確認してみましょう。完全週休二日制の会社で祝日も仕事が休みになる場合は、年間休日が約120日になります。
この120日と比較し、就職したい企業の年間休日は120日以上あるか確認しましょう。120日以下の場合は、長期休みが他の企業よりも少ないことや、祝日がある週には、土曜日に出勤するケースが考えられます。
同時に有給休暇取得率も確認します。2020年に厚生労働省が行った『令和2年就労条件総合調査』を見ると有給休暇取得率は56.3%と分かります。
有給休暇取得率は、職種や業界によって異なるため参考程度ではありますが、一つの基準として比較してみてはいかがでしょうか。
参考:令和2年就労条件総合調査 結果の概況 | 厚生労働省
福利厚生の充実度
福利厚生が充実しているかも、ホワイト企業かどうかを判断する基準の一つです。
福利厚生を充実させている会社は、社員のために働きやすい環境を整えていると分かるからです。社員のモチベーションが高く、働きやすい企業と言えます。
企業選びの際は収入面だけではなく、福利厚生が充実しているかどうか確認することも大切です。