【モデル別ランキング・ベスト5】

【ロレックス、オメガ、セイコー】高級時計の巨大ECサイト“Chrono24”が年間総合&国別人気ランキングを発表!4913de466726f8243c124.jpg
(画像=※Chrono24上での購入リクエスト数に基づく、『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 次にモデル別で見てみると、やっぱりブランドはロレックスとオメガが占めた。しかもモデルはすべてブランドを代表するまさに不動の定番ロングセラーだ。おそらく当分の間は、この傾向は変わらないのではないかと思う。

 そして唯一2020年と違ったのが5位である。GMTマスター II に代わってデイトナがランクインしていることに驚く。21年のデイトナは世界的に恐ろしいほど暴騰したため、いまやおいそれと手を出せるレベルではない。しかもこれはステンレスモデルに限ったことではなくなっている。にもかかわらず購入リクエスト数での5位というのは正直かなり意外だった。

【文字盤カラーの人気の傾向】

【ロレックス、オメガ、セイコー】高級時計の巨大ECサイト“Chrono24”が年間総合&国別人気ランキングを発表!
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 最後にランキングではないが、面白いデータが発表されていたので紹介する。これは時計の文字盤カラーはどんな色の支持が高いのかを表したグラフである。圧倒的に黒文字盤の支持が高いのはわかるが2番目に定番の白やシルバーではなく、青というのが興味深い。

 以前は文字盤に採用されること自体が少なかった青だが7〜8年ぐらい前から増えはじめ、いまでは多くのブランドがコレクションのカラーバリエーションとして採用するなど、もはや定番カラーといえなくもない。しかしながら2番目というのはかなり意外だった。

 それともうひとつ、3.2%の緑にも注目したい。確かに21年のトレンドカラーは緑と言われたほど各社が採用し注目された。そして徐々に発表されはじめた22年の新作にもこの傾向が続いているようで青に続く新たな定番カラーになるとさえ言われている。それを予感させるなかなかおもしろい結果といえるのではないか。

文・菊地 吉正/提供元・Watch LIFE NEWS

【関連記事】
【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?