目次
不動産業界に就職するメリット
デメリットや注意点も知っておこう
不動産業界に就職するメリット

不動産業界に就職するメリットを解説します。自分のキャリアプランと照らし合わせて、マッチしているか確認してみましょう。
未経験や低学歴でもチャレンジしやすい
不動産業界は専門知識が必要でハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、実は未経験でもチャレンジしやすい業界です。
入社後は資格の取得をしたり、専門知識の研修を受けたりしなければならないケースもありますが、教育体制の整っている企業であれば未経験でも採用のチャンスはあるでしょう。
ただし、大手企業は競争が激しい傾向にあるため、中小企業の方が未経験からでもチャレンジしやすいと言えます。
実力主義でキャリアを積みやすい
不動産業界は実力主義の世界です。そのため、成果を出せれば若手でもしっかりと評価してくれるのが特徴です。
不動産業界は転職者が多く人材の流動性が高いことから、前職のキャリアにかかわらず、入社後はベテラン社員と同じスタートラインに立つことも珍しくありません。そのため、新卒でも中途でも昇進や昇給のチャンスは平等に与えられていると言えるでしょう。
年次にかかわらず責任のある仕事に就けることは、他の業界ではあまり見られない不動産業界ならではのメリットでしょう。
インセンティブで20代でも高収入が狙える
不動産営業の魅力は、インセンティブと言っても過言ではありません。不動産営業の給与体系は『基本給+歩合給』となっていることが多く、成約を取れば取るほど給与に反映されます。
インセンティブは住宅販売の場合、一棟につき数十万円、仲介であれば10%程度に設定されていることが多くなっています。
インセンティブに上限がない場合もあり、頑張り次第では20代で年収1000万円稼ぐことも夢ではありません。難易度は高いものの、実力さえあれば稼げる業界と言えるでしょう。
デメリットや注意点も知っておこう

どの業界にもメリットだけでなくデメリットも存在します。不動産業界のデメリットを四つ紹介します。デメリットも踏まえた上で目指すかどうか判断することが大切です。
飛び込みやテレアポなど営業スタイルがきついことも
不動産業界の営業スタイルは、依然として飛び込み営業やテレアポなどがメインとなっています。アナログな営業手法であるため、非効率できついと感じてしまう人もいるかもしれません。
一方で、店舗に足を運んだ顧客に対して営業を行う『反響型』の手法を取る会社も存在します。そのような会社はウェブサイトやSNSなどで集客の仕組みを作っている場合が多いでしょう。
就職を希望する会社の営業手法が気になる人は、求人サイトで『完全反響型』などのキーワードに注目して探してみると良いでしょう。
ハードワークで残業や土日出勤がある
営業職や仲介業者の場合、スケジュールは顧客に合わせることが基本です。中には土日や夜の時間帯にしか日時を調整できない顧客もいるでしょう。そのような場合でも顧客の予定に合わせて出勤する必要があります。
そのため、一般的な会社員のワーク・ライフ・バランスが通用しない部分があるでしょう。
また、3月や4月は新生活シーズンであることに加え、決算時期を迎える会社も多く、企業がお金を消費したい時期でもあります。この時期は、特に仕事が忙しくなるでしょう。
景気に左右されやすい
不動産は商材の単価が高額のため、景気の影響を大きく受けてしまいます。景気が悪いと企業も家庭も支出を削る傾向にあるため、不動産のような高額商品の売れ行きは悪くなるでしょう。
ただし、機会は多くないものの、消費税増税前などは駆け込み需要となり、一時的に売れ行きが良くなるケースもあります。
不動産業界は実力主義の世界であるために、成約数が落ち込む時期はプレッシャーやストレスも大きく感じるでしょう。
ブラック企業が多く離職率が高い
不動産業界に対し、ブラック企業が多いというイメージを持っている人もいるかもしれません。確かに販売営業はノルマが厳しかったり、営業手法がアナログであったりするので、離職率が高い傾向にあります。
しかし、デベロッパーは法人を相手に営業を行うため、基本的に土日祝日が休みで年間休日も多く、離職率は低くなっています。
また、賃貸仲介業者も集客をポータルサイトで行う反響型の手法を取り入れている企業が多いため、販売営業に比べるとノルマも厳しくありません。
自分に合った企業を選べば、ホワイトな環境で働くことも可能でしょう。