目次
インデックス投資のメリット・デメリット
 ・インデックス投資のメリット
 ・インデックス投資のデメリット
インデックス投資の注意点
 ・取扱商品数と手数料を確認する
 ・純資産残高を確認する
 ・金融商品の内容を確認する
 ・分配金の方針を確認する
 ・暴落しても慌てない
まとめ

インデックス投資のメリット・デメリット

インデックス投資には、どのようなメリット・デメリットがあるかをみていきましょう。

インデックス投資のメリット

インデックス投資のメリットは、大きく分けて以下の4つです。

低コストでの運用が可能

運用が低コストであることがインデックス投資の最大の特徴です。一般的にインデックス投資は効率的に運用されているので、運営管理コストである信託報酬もアクティブファンドよりも低く設定されています。

長期的にみた場合、信託報酬の金額が積み重なっていきます。低コストで運用することは、続けるうえでもっとも重視すべきポイントといえるでしょう。

手間がかからない

株式投資やFXとは異なり、購入する銘柄を調査したり、購入や売却のタイミングを計ったりする必要がありません。毎月同じ金額を積み立てるとしても一度設定すれば手間がかからず、投資にあまり時間が取れない方にとっても取り組みやすいでしょう。

分散投資を実現できる

投資においてはリスクを分散することが重要です。株式投資で分散投資を実現するには、多くの知識やスキル、資金が必要となりますが、インデックス投資であれば、初めからさまざまな銘柄が組み合わされているため、特に意識することなく分散投資が実現します。

長期で運用するほど利益が増える

経済は成長し続けるという前提のもと、インデックス投資における利回りは平均して3%~4%を目指しているといわれており、銀行の定期預金などに比べると、かなり利回りが良いといえます。もちろんご自身の目で投資している商品の動きをみる必要はありますが、複利で長期運用するほど、利益が増えていくでしょう。

インデックス投資のデメリット

一方、インデックス投資のデメリットは以下の2点が挙げられます。

短期で大きなリターンが狙えない

インデックス投資において、株式投資のように短期間で大きな利益をあげることは困難です。「日経平均株価」「東証株価指数(TOPIX)」などの指数が極端に大きく変動しないためです。そのため、短いスパンで大きなリターンを求める人にとっては不向きだといえるでしょう。

インデックス投資は長期運用するのに向いています。短期での利益は見込めない設計になっていることを頭に入れておきましょう。

投資経験を積みにくい

インデックス投資のメリットに、手間がかからないことが挙げられますが、投資の経験を積みにくいとも言い換えられます。個別株を売買する場合には、その企業の財務状況などをチェックします。そのため、株の知識に加え、経済や財務の知識も身につけることが可能です。

インデックス投資の場合、日々チェックするのは株価の動向程度という場合が少なくないかもしれません。そのため、個別株の売買の経験を積むのと比べると、経済や財務の知識がより多く身に付くことは期待できないでしょう。しかし社会情勢や市場への興味関心は投資を始める前と比較して湧くはずですし、市場の動きに合わせて売買のタイミングの感覚もつかめてくるはずです。

インデックス投資の注意点

長期で分散投資されているから、と安心ではできません。始める際はさまざまないくつかのポイントに注意しましょう。

取扱商品数と手数料を確認する

証券会社等によって、インデックスファンドの取扱商品数は異なります。また商品によって信託報酬、販売手数料、売買手数料なども異なります。事前にホームページで証券会社ごとの取扱商品数や手数料などを確認し、手数料の安い商品を選びましょう。

純資産残高を確認する

ファンド選びの参考ポイントとして、インデックスファンドの純資産残高があります。純資産残高は投資家から集まった資金の合計となり、投資信託の規模を表します。

安定的なリターンを得るためには、大きな規模の商品を選ぶ必要があります。規模が小さいと多くの銘柄に資金を分散できず、効率的な運用ができない可能性もあるからです。運用開始後の純資産残高が増えているかどうかもチェックしましょう。

金融商品の内容を確認する

インデックスファンドを選ぶ際、組入銘柄のバランス、どのような投資対象がどのような割合で構成されているかを確認しましょう。リスクが低いのは、分散投資されているインデックスファンドです。どれかひとつだけが極端に高い場合は、分散投資のメリットが小さくなります。

分配金の方針を確認する

分配金の受け取り方法には、「受取型」と「再投資型」の2種類があります。そのまま現金で受け取るのが「受取型」、支払われた分配金がそのまま買い付けに使われるのが「再投資型」です。

インデックス投資では、再投資型を選択した方が複利効果を得られ、将来的にリターンが大きくなる可能性が高くなります。

暴落しても慌てない

インデックス投資を始めた後の注意点となりますが、万が一暴落しても慌てないことが重要です。すべての投資には、必ずリスクが存在しているということと理解しておきましょう。そのうえで、暴落したからといって慌ててすぐに手放したりせず、情報収集しながら冷静に判断しましょう。

まとめ

インデックス投資は低コストの運用が可能な点から、投資初心者にも最適の手法といわれています。長期で運用するほど利益も増えるので、市場の変化に動揺しすぎることなく、また運用期間の確保を考えると早く始めるのがいいでしょう。

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

提供元・RENOSYマガジン

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