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正社員を目指すなら早めに行動を
正社員を目指すためにやるべきこと
正社員を目指すなら早めに行動を

現在フリーターをしており、正社員を目指しているなら、早めに行動を起こすことをおすすめします。大卒フリーターが早く就職活動を行うべき理由を、三つ解説します。
フリーター期間が長くなるほど難易度が上がる
少々古いデータになりますが、厚生労働省の調査によると、フリーターから正社員になれた人の割合は、フリーター期間が短い方が高いことが分かっています。
フリーター期間が半年以内の場合、男女平均で64.0%の人が正社員になれていますが、3年以上の場合は48.9%まで下がります。そのため、フリーター期間が短い方が就職には有利といえるでしょう。
また、単発のアルバイトをしている人は特に注意が必要です。単発のアルバイトは一般的に職歴には書かないので、ブランクがあると思われるリスクが高くなってしまいます。
企業によっては新卒枠で応募できる
新卒とは、その年に学校を卒業、あるいは卒業予定の人のことを指します。言葉の定義に従うと、大学卒業後フリーターをしている人は、新卒ではなく『既卒』扱いとなります。
しかし2012年以降、政府は『卒業後3年以内は新卒扱いとする方針』を発表しました。そのため、大卒フリーターでも卒業後3年以内であれば、企業の新卒枠に応募できる可能性があります。
既卒よりも新卒の方が採用面で有利なので、新卒枠に応募できるうちに就職活動をするのがおすすめです。
ポテンシャルを評価してもらえる
新卒を中心とした若い人材は今までの経験ではなく、潜在能力を見込んで採用する『ポテンシャル採用』をしてもらえることが多くなっています。
ポテンシャル採用はこれからの成長を期待した採用方法のため、未経験の仕事にもチャレンジしやすいといったメリットがあります。
ただし多くの場合、ポテンシャルがあると見込んでくれるのは、伸びしろが大きい若い人材です。そのため、年齢が上がると『即戦力』を求められることが多く、何もスキルがないと就職が難しくなってしまいます。
正社員を目指すためにやるべきこと

フリーターから正社員を目指す人に向けて、就職活動を成功させるためにやるべきことを四つ解説します。以下で解説することを実行に移し、ぜひ正社員の座を勝ち取りましょう。
フリーターをやめる理由を明確にする
まずは、フリーターから脱却するべき確固たる理由を持つことが大切です。就職活動をしていると、なかなか内定がもらえずモチベーションの維持が難しくなってしまう時期もあるでしょう。
そのときに正社員になる目的がはっきりしていないと、「もうフリーターでもいいや」と就職活動を断念してしまう可能性があります。
『収入が安定しない』『スキルが身に付かない』など、フリーターを続けることのデメリットを腹落ちさせられれば、諦めずに就職活動を続けられるでしょう。
自己分析を行って強みを見つける
自分に合った仕事を見つけるには、自己分析が必須です。自己分析とは、自分の強みや価値観を理解する作業のことです。
自己分析のやり方はいくつかありますが、一番メジャーな方法は『過去を振り返る』ことでしょう。感情が強く動いた過去のエピソードを書き出し、そのとき感じたことや学んだことを整理していきます。
過去を振り返ることで、自分がどのような考え方を持ち、何が得意で何が苦手かが分かるでしょう。仕事を探す際は、自分の強みを発揮できて、自分の価値観に合った企業を見つけることが重要です。
今後のキャリアプランを考える
どの企業で働くかは、今後のキャリアプランに大きな影響を与えます。そのため、事前に自分のキャリアプランを明確にし、それを実現できそうな企業を探す必要があります。
キャリアプランを考えるときは、1年後、3年後、5年後、10年後とそれぞれどうなっていたいかを考えると効果的です。また、結婚や出産などのライフプランと合わせて考えることも大切です。
そして、1度立てたキャリアプランは、必ずしも無理に守ろうとする必要はありません。途中で自分の状況や考え方が変わることもあるでしょう。そのときは、柔軟に変更すればよいのです。
仕事に求める条件を整理する
企業を探す際は、自分が企業に求める条件を明確にしましょう。何百万社もある企業の中から、自分に合った1社を選ぶのは容易ではありません。
条件がはっきりしていないと、『給料が高い』『オフィスがきれい』など、目先の条件で企業を決めてしまう可能性があります。本当はワーク・ライフ・バランスを大切にしたいのに、給料が高い分激務となる企業に入ってしまうといったことにもなりかねません。
仕事に求める条件は人それぞれです。スキルアップを重視するのか、勤務地や休日などの条件、あるいは福利厚生を求めるのかをはっきりさせ、条件に合った企業に応募することがポイントです。