ダットサン 12型(1933年)
ダットサン 12型ではさらなる改良が加えられ、エンジンの馬力や排気量が高められました。当時は一定の排気量以下であれば自動車運転免許が不要でしたが、1933年にその排気量上限が750ccに拡大され、それまで1名だった乗車人数制限も撤廃されたことから、12型はその枠を最大限に活かしたクルマとして人気を集めました。
ダットサン 13型(1934年)
ダットサンはその後も進化を続け、13型ではハート型のグリルが採用されるなど、エクステリア(外装)のデザインには当時のトレンドが盛り込まれていました。
また13型のロードスター(コンバーチブル)は、2014年に閉館した大阪府の交通科学博物館に実物車両が展示されており、当時のフォルムを実際に確かめることができた数少ないクルマでした。
ダットサンを製造していたダット自動車製造は、ダットサン 13型が登場した1934年5月に横浜へ新工場を設立、6月には社名を日産自動車へと改め、この時に現在まで続く日産の礎が築かれました。
また、DAT41型乗用車を製造した株式会社快進社は現在の東京都豊島区にあったとされています。現在の日産は横浜に本社を置いていますが、かつては東京の会社だったという点も興味深いポイントです。
文・PBKK/提供元・CarMe
【関連記事】
・車用キズ消しおすすめ12選!車のキズを消そう【2020年版】
・【2020年版】お金がなくても乗りやすい国産スポーツカーおすすめ10選!平均中古価格も掲載!
・ポルシェに認められたネクセンタイヤ…オールシーズンタイヤ”エヌブルー4シーズン”を飯田裕子氏が徹底解説
・119.9万円から...大人気SUVのトヨタランドクルーザープラドの中古購入をおすすめする理由と評価
・「燃料残量警告灯(ガソリンランプ)」が点滅しても、あと50kmは走行できるって本当?