頑丈で機能美に優れる本格的なワンボックスカーとして人気のトヨタハイエース。カスタムカーのベースとするユーザーも多くいます。そんなハイエース、タイには豪華なワゴン車もあるんだとか。日本でかつて販売された歴代モデルをざっと振り返りつつ、タイのワゴンモデルをご紹介しましょう。
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トヨタの最上級ワンボックスとして躍進
トップ・オブ・RVを極める
トヨタの最上級ワンボックスとして躍進
ハイエースは1967年に登場した、トヨタ最大のワンボックス車です。当初は4ナンバーのライトバンだけでしたが、やや遅れてワゴン車も登場しました。以後、日産のキャラバンとともに5ナンバーサイズのワンボックス車として人気を集めています。
1982年に登場した3代目では、ヘッドライトに角形2灯を縦に配置。上級モデルにはツートンカラーも設定され、高級感のあるデザインで人気を集めました。
トップ・オブ・RVを極める
1989年4代目で100系となったハイエースは、大きく進化することになります。特にワゴン系の進化が著しく、最上級グレードのスーパーカスタムリミテッドには、クラウンロイヤルサルーンのような豪華で快適なシートを採用。トリプルムーンルーフを採用し、明るさと開放感を演出しました。
しかし、2004年にモデルチェンジした5代目(200系)ではライトバン中心となり、ワゴンはレンタカーや送迎用の10人乗りのみとなってしまいました。理由としては、安全基準の強化によりボンネットのないワンボックスカーが基準を満たすのが難しくなったことがあります。
1995年にグランビア、1999年にグランドハイエースが登場し、ディーゼル規制の強化などもあり、ワゴン車はそちらに推移。その歴史は、現在のアルファードへと続いて行きます。