アバルト 595(ABA-31214T型)の収納性能について紹介します。イタリアのアバルト社が製造販売しているクルマで、同社のフラッグシップモデルでもある595は、その高い走行性能で人気の高い1台です。
コンパクトなボディからは想像もつかない馬力を有していますが、595には、利便性抜群の収納機能もあるのです。今回は、595の収納性能について詳しく見ていきましょう。
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アバルト 初代595とはどんなクルマ?
アバルト 初代595のラゲッジルームは広々確保されている
アバルト 初代595とはどんなクルマ?
アバルト 595は2007年に登場したクルマです。
それ以前から、アバルト 500という名前で存在はしていましたが、2017年のマイナーチェンジを期に全グレードで595に名前が改められました。ベースはフィアット 500で、どことなく似た雰囲気を感じさせる1台です。
全長3,660mm×全幅1,625mm×全高1,505mmの4人乗りというコンパクトなクルマですが、車両総重量は1,110kgあり、普通車に分類されます。
特筆すべきは走行性能で、直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付きターボを搭載した312B4型エンジンは、見た目とは裏腹の力強い走りを見せてくれます。アバルト社がもともとレーシングカーを専門にしていたこともあり、高い走行性能は市販車である初代595にも存分に生かされているのです。
また、7インチのタッチパネルモニターを採用した、Uconnectを搭載しています。ハンズフリー通話やメディアプレイヤー機能はもちろん、スマートフォンの対応アプリがそのまま画面に表示されるため、いちいちスマートフォンを操作する必要もありません。初代595は、走行性能だけでなく、使い勝手も考え抜かれた1台と言えます。
アバルト 初代595のラゲッジルームは広々確保されている
通常、アバルトのようなレーシングカーを主軸に開発しているディーラーのクルマは、車載性を犠牲にしている場合がほとんどです。レースで勝つためには無駄なものを載せないことから、車載性を無視しているからです。しかし、アバルト 595は、広々としたラゲッジルーム(荷室)が備えられています。
リアシート(後席)をそのままにした状態でのラゲッジルームの広さは、なんと185Lもあります。さらに、リアシートを格納すれば、550Lもの大容量スペースを確保できるのです。この広さは、ゴルフバックが難なく積み込める大きさで、どれだけ広いかがよくわかるでしょう。
また、ラゲッジルームランプも標準搭載されているため、夜間の荷物の積み下ろしも非常に便利です。コンパクトなボディでありながら、しっかり確保された広いスペースで、日常使いでもその利便性の高さを発揮します。もちろん、速さを追求したいならあえて何も載せないのもアリですが、できれば有効活用したいところです。