目次
転職エージェントのデメリット
転職エージェントの利用に向いている人
転職エージェントのデメリット

転職エージェントは、利用することによってデメリットも生じます。転職エージェントの利用を検討している人は、以下をしっかり把握しておきましょう。
自分のペースで転職活動ができない
転職エージェントを利用するにあたり、『個人情報や希望条件の登録』『キャリアアドバイザーとの面談』など、さまざまな工程が必要です。
キャリアアドバイザーとのやり取りによって進んでいくケースが多いため、『自分のペースで転職活動ができない』と感じる人も少なくありません。
すぐにでも転職したいと考えている人にとっては、大きなデメリットとなるでしょう。
またサービスへの登録が完了したあと、希望にそぐわない求人を多数紹介してきたり、転職活動の状況を頻繁に確認してきたりと、半ば強引に転職活動を進めようとしてくるキャリアアドバイザーも少なからずいます。
そういった人にあたってしまうと、かえってストレスを感じてしまう可能性もあるため、気をつける必要があるでしょう。
希望通りにならないこともある
転職エージェントは、希望通りの求人を紹介してくるのではなく、転職者の適性を考慮して長期的に活躍できる企業の求人を紹介します。そのため転職者によっては、希望通りの求人が紹介されないと不満を感じることにもなりかねません。
また、転職者自身が『この求人に応募したい』と伝えても、能力や経験が条件に合っていないと判断された場合、断られることも少なくないでしょう。
特に未経験の業界・職種に応募したいと考えている場合は、こういった事態が起こりやすいため、希望条件によっては転職サイトを利用したほうがよいケースもあります。
サポート期間が決まっている場合も
ほとんどの転職エージェントでは無期限にサポートを受けられますが、一部のサービスでは登録から3カ月、6カ月といったように、期限が設けられている場合もあります。
無期限でのサポートとは謳っているものの、一定の期間をすぎると求人の紹介や対応を後回しにされるといったケースも珍しくありません。
転職活動が長期化してくるとデメリットになる仕組みではありますが、転職活動を短期間で行いたいと考える人にとってはメリットになりえるでしょう。
転職エージェントの利用に向いている人

転職エージェントを利用するにあたり、上記のようなメリット・デメリットが存在するため、『転職エージェントを利用する人には向き不向きがある』といえます。
転職エージェントの利用に向いている人の特徴を三つ紹介するので、転職活動を行う上での参考にしましょう。
相談しながら転職を進めたい人
転職が初めての場合、『転職活動を自力で行うには不安がある』『詳しい人に相談しながら転職を進めたい』と考える人は多いでしょう。そのため、これらの条件に当てはまる人は転職エージェントの利用に向いているといえます。
特に自己分析や企業研究を相談しながら進められることは、自力で転職活動を進めるのに抵抗がある人にとって、大きなメリットでしょう。また自己分析の結果から、将来設計についてのアドバイスをしてもらえる場合もあります。
そのため、転職にあたって明確な目的がない人や、将来について特に考えを持っていない人も転職エージェントの利用が向いているといえるでしょう。
効率よく転職をしたい人
登録から応募までに時間がかかるといっても、サポートを受けながら転職活動を進められる分、自力で転職活動を進めるよりも効率よく転職できる可能性が高いでしょう。
3カ月あるいは6カ月以内に転職したいと考えている人にとって、転職エージェントは非常に有効な選択肢となりえます。
また転職エージェントは求人選びや応募手続き、面接日程の調整を代行してくれるため、仕事が忙しいなど転職活動に割ける時間が少ない人も転職エージェントの利用に向いているといえるでしょう。
そのほか、退職にあたって現職の会社にどのように伝えるのがよいか迷っている人は、それらに関するアドバイスをもらえる転職エージェントの利用に向いているといえます。
内定率を上げたい人
転職エージェントのメリットを生かすことができれば、内定率は自然に上がっていくことでしょう。それまでの転職活動の中で内定をもらえた経験が少ない人は、転職エージェントの利用に向いています。
転職エージェントに所属しているキャリアアドバイザーは、さまざまな業界の動向に詳しく、企業の内部事情を把握していることも少なくありません。インターネットで検索する以上に、選考で役に立つ情報を持っている可能性が高いはずです。
キャリアアドバイザーと企業のつながりが強ければ、応募企業に対してプッシュしてもらえる場合もあるため、内定をもらえる可能性をさらに高めることもできるでしょう。