北海道に移住して聞き慣れない方言を聞く事があり、その中でも初耳で?となったのが「わや」。
それは雪が酷い日が連日続いたときに聞いた、「雪がわやだ」というキーワードが始まり。
「わや」?雪が柔らかいって事?なに言ってんだろうと?と聞くと「酷い」という意味らしい。
謎の方言・・・「わや」ってなんなのか、考察してみたいと思います。
「わや」の意味と使用例
「わや」は「わやく」、「わやくちゃ」などとも言われ、意味は「酷い」や「めちゃくちゃ」などの状態を表す形容動詞であり、状況によっては名詞としても利用されるようです。
個人的な考察では、「わやくちゃ」が略されて「わや」となったのではないでしょうか?
使用例は、「めっちゃ雪、わや降ってる!」や「わや汚い!」等の状態を表すことから、「わやだは!」と手に負えない状態のときのため息のような感情表現等として、比較的にネガティブ場面で使われます。
つまり、わかりやすく言えば、「マジカ!?」に近い意味でなないのでしょうか?
「わや」の語源
元々の語源は「わやく」と言われていて、関西で言われている「もーわやや。どないしょー」といった、同様の無茶苦茶な状態を表した方言が変化した物と言われています。
それが江戸時代、海産品を主とした、関西と北海道の海路による交易が盛んだった頃に伝わり、漁業関係者の多い海岸沿いに定着したという説があります。
関東では聞き慣れない方言のですが、派生の「わやくちゃ」も含めると、東海地方(名古屋)、近畿、北陸、中国(瀬戸内)、九州など、広い分布域をもった方言であるようですね。