目次
家事代行でトラブルが発生した際の対処法
家事代行でトラブルを回避する対策
家事代行でトラブルが発生した際の対処法

料金やスタッフの方の作業内容、及びコミュニケーションの不和など、様々なトラブルが生じることが分かりました。当然、こうした問題が発生して嬉しいことはありませんから、納得のいく解決をするための対処法があります。
対処法①家事代行業者へ連絡

まずは、スタッフの属する家事代行業者への連絡を取ることです。実際に来たスタッフの提示してきた料金が納得のいく額では無かったり、スタッフとそのほかのトラブルが起きてしまったのならば、まず先に業者へ相談をするべきです。
特に大手の代行業者では、お客様相談室というものを設けています。電話で話を出来ると良いですが、それが難しい場合にはメールやフォームで伝える事もできます。スタッフの方に不満があるのなら、相談する事で担当者を変えてもらえる可能性もあります。
対処法②クーリングオフ制度で解約

続いて、クーリングオフ制度を利用する方法があります。特定の取引において消費する側、今回ならば代行サービスを利用する側が解約をしたいと思う時には、適用が可能なケースであればそのまま解約が可能となります。
このクーリングオフの適用の可否については業者側も事前に可能性を鑑みており、ほとんどの場合契約締結時の書類に記載されています。事前にこれを確認し、業者側に連絡をしても解決しないのならば、今一度内容を確認してみましょう。
対処法③消費生活センターへ相談

もう1つ、消費生活センターへの相談をするのも手段の1つです。クーリングオフと同じく、スタッフの属する業者にトラブルがあった旨の連絡をしても全く解決に向かわない場合には、相談を持ち掛けてみましょう。
全国各地にセンターが設置されており、既に家事代行サービス関連のトラブルの相談が寄せられている模様です。局番無しで「188」で電話をかけられますので、よく起こるトラブル内容ならば、正確な対応の仕方を教えてもらえるはずです。
家事代行でトラブルを回避する対策

仮にトラブルが起きたとしても、業者に連絡を取ったり、クーリングオフや消費者生活センターを利用する事で解決に向かうことがあるのを覚えておきましょう。勿論、最初から問題など起こしたくないでしょうから、回避するための策も事前に知っておきましょう。
対策①依頼したい内容をまとめておく

1つは、代行スタッフに依頼したい内容を明確にしてまとめておく事です。すでに何度か解説している通り、スタッフとの間でのトラブルの発生の原因は、しっかりしたコミュニケーションが取れない事にあるケースが多いです。
例えば清掃であれば、清掃個所ごとに求める綺麗さの度合い、作業中の注意してほしい点などをまとめて提示てみましょう。こうしてスタッフに出せる指示ができる限り明確にできれば、認識がズレて問題に発展するのを防止できます。
対策②契約前に細部まで内容を確認する

実際にサービス開始をしてからの認識の違いをなくすべく、契約前に契約内容を隅々まで確認しておくべきです。依頼ができるサービスの範囲はどこまでなのか、それぞれの料金の詳細な内訳、追加料金が発生する条件などです。
サービス内容については、特に基準や定義を明確にできると良いです。洗面所の掃除を例にすれば、チリや埃が無いレベルで綺麗という人もいれば、鏡のようなピカピカな状態を綺麗という人もいますので、どこまでのレベルを求めていて、それに応えてもらえるかを知っておくのです。
対策③見積もりの際はありのままを見てもらう

サービスを受ける前に、見積もりとして業者が依頼する家への訪問を行い、家の状態、作業の内容、料金の形態などを確認します。この時、家の中はできるだけありのままで、手を付けないようにするべきです。
外部から人が来るからと言ってその時だけ綺麗にしておき、いざ代行をしてもらう時と違う状態では時間内に作業が終わらなかったなど、誤った見積もりになりかねないからです。
対策④損害賠償保険の加入をチェック

依頼する業者が各種の賠償保険に加入しているかどうかの確認も重要事項です。トラブルの中でも触れた通り、破損や盗難が起こる確率はゼロではありません。万が一起きてしまった時に業者側が保証してもらえるよう、適用範囲、金額などは事前のチェックが必要です。
対策⑤トライアルプランを試してみる

トライアルプラン、つまり、初回限定のお試しプランです。初めて代行業者やその会社のサービスを受ける際に、最初に限定してこうしたプランを受けることができます。定期依頼よりも金額がやや安くなっています。
こうしたお試しプランを試すのには、その代行業者に依頼して受けられるサービスの質をお得な価格で実感できるメリットがあります。理想としては、いくつかのトライアルプランを試し、その中で最も良いと思った業者に定期依頼を出す流れがおすすめです。
対策⑥貴重品は金庫などに保管しておく

普段貴重品を普通に於いてある状態にしてあるのならば、スタッフの方が来る日には金庫など、見えない場所にしまっておくことをお勧めします。無いと信じたい所でしょうが、盗難のリスクを抑えられるからです。
そうでなくとも、誰でも触れる状態でスタッフの方が破損してしまってはお互いに嬉しくありません。こうした万が一のリスクを無くすためにも、金庫へ貴重品を移動させておけると安心なのです。
対策⑦作業前の状態を写真に撮る

作業をしてもらう前の部屋などの状態を、スマートフォンなどで写真に撮っておきましょう。家具、物を破損させてしまったり、作業がしっかり行き届いていなかった場合には、作業後の状態と比較できる物的証拠になります。
スタッフの方、及び業者への相談をする時にも、写真という信頼できる証拠があれば自信を持って話を持ちかけられます。何の問題も無かったとしたら、ビフォーアフターでどれだけ綺麗になったかが分かる事でしょう。
対策⑧防犯カメラを設置しておく

どれだけスタッフの方が良いサービスを提供してくれて、誠意をもって作業に取り掛かってくれる方であるとわかっていても、自分が家にいるならともかく、不在時にサービスを利用するのに些かでも不安があるなら、防犯カメラを使いましょう。
本格的な物でなくとも、通販で探してみれば録画に関しては不足なく使える簡易的なカメラをすぐに見つけられます。子供やペットがいる場合にはそれをチェックする用途でも使えますから、この機会に用意してみてはいかがでしょうか。