シャンブレーシャツはデニムシャツと同じように扱われることも多々ありますが、デニムとは違った特徴や風合いがあります。今回は、そんなシャンブレーシャツの魅力やおすすめのアイテム、コーディネート方法なども詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次
シャンブレーシャツとは?
シャンブレーシャツの特徴

シャンブレーシャツとは?

シャンブレーシャツとデニムシャツは違う?おすすめアイテムとコーデをご紹介!
(画像=引用:Pinterest、『KASHI KARI』より引用)

シャンブレーシャツのシャンブレーとは、フランス北部に位置するカンブレーという名前の都市が発祥だと言われており、たて糸に色糸、よこ糸に白糸(晒し糸)を使用した平織りの素材を指します。2つの糸が組み合わさることで、霜降り調に見えるのがシャンブレーシャツの特徴だと言えます。

16世紀ごろ誕生したものであり、当初はリネン100%で織られていましたが、現在ではコットンを使用することがほとんどです。もともとはワークシャツとして着用されていた衣服であり、薄手で通気性が良く軽いため、春や秋に着るとちょうど良いでしょう。

また、薄手ながらも丈夫に作られているところがシャンブレーシャツの魅力であり、着れば着るほど経年変化を楽しめる素材でもあります。通常の無地シャツには出せない風合いがあるため、1枚で着用してもおしゃれな印象を与えることができます。

デニムシャツとの違いは?

シャンブレーシャツとデニムシャツは外見が似ているため、間違えられたり混同されがちですが、この2つの違いは織り方にあります。シャンブレーは、たて糸を色糸、よこ糸を白糸(晒し糸)にした平織りの素材であり、デニムはたて糸を色糸、よこ糸を白糸(晒し糸)にした綾織りの素材となります。

平織りは1本1本を交差させて織っていくため、糸同士が交わる部分が多く耐久性の高い素材にはなりますが、その分隙間も多くできるため保温性やストレッチ性はあまり高くありません。

一方で綾織りは2本抜かしなどで束として交差させていくため、耐久性は少々劣りますが隙間ができにくく、厚手の素材やストレッチ性のある素材となります。つまり、平織りのシャンブレーは薄手のシャツなどに使用され、綾織りのデニムはジャケットやデニムパンツなどとして使用されることが多いのです。

シャンブレーシャツの特徴

シャンブレーシャツとデニムシャツは違う?おすすめアイテムとコーデをご紹介!
(画像=引用:Pinterest、『KASHI KARI』より引用)

まずここで、シャンブレーシャツにはどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

特徴①薄くて着心地が良い

シャンブレー素材に使用される平織りは、通気性が良いため薄手のトップスなどに使用されることがほとんどです。そのためシャンブレーシャツも薄手の生地になっており、春先や秋口の寒すぎず暑すぎない時期にちょうど良く、生地感も滑らかで柔らかいため着心地が非常に良いのが魅力的です。

特徴②身体に馴染んでくる

シャンブレーシャツは、着れば着るほどその人の体に馴染むという傾向があり、外見にも風合いが出てくるため、経年変化が楽しめて愛着の湧くアイテムとなります。