目次
マンションの壁の厚さの確認方法
 ・マンションの図面で確認する
 ・叩いて反響を確認する
マンションの外壁が厚い方が防音効果は高くなる

マンションの壁の厚さの確認方法

マンションの外壁の厚さは?鉄筋コンクリート(RC造)の壁厚の目安や防音効果など
(画像=『RENOSYマガジン』より引用)

マンションを選ぶ時に壁の厚さが重要といっても、なかなか素人では判断できないでしょう。そこで、比較的簡単に壁の厚さを確認する方法を紹介します。

マンションの図面で確認する

マンションには、竣工図という実際に建てた建物の図面が保管されています。この、竣工図を確認することで壁の厚みを確かめることができるのです。

まず、外壁や隣の部屋との区切りである界壁が、18cm以上あるかチェックしましょう。18cm以上あれば、外や隣からの音漏れも十分にシャットアウトできる可能性が高いです。

もう1つ大事なポイントが、床のコンクリートの厚さです。音は振動なので、床のコンクリートの厚さが薄いと、響きやすくなってしまいます。床のコンクリートの厚さは20cm以上あるのが望ましいです。

しかし、中には竣工図がないというマンションもあります。そういうマンションは管理に問題がある可能性があるため、1度管理会社に確認してみるのが無難です。

叩いて反響を確認する

竣工図がない場合には、実際に壁を叩くことで中に空洞がないか確認することができるでしょう。

マンションを見に行き、壁を叩くと中に空洞がある場合には、「コーン、コーン」という軽い音がするようです。一方で、壁に空洞がない場合には、音が反響せず重たい音がします。

また、周辺の環境も重要です。いくら壁が厚くても線路のそばや繁華街の近くでは騒音も大きくなるため、こちらもチェックしてみるといいでしょう。

マンションの外壁が厚い方が防音効果は高くなる

マンションの外壁が厚い方が、一般的には防音効果は高くなります。しかし、外壁が厚くても、隣との壁が薄いと十分な防音効果があるとは言えません。そのため、外壁が厚いマンションでも、竣工図を確認するなど細かいチェックが必要です。

また、外壁の中に空洞がある場合や、柱だけが鉄筋コンクリートという場合もあります。選ぶ際には、実際にマンションを見に行って壁を叩いてみたり、管理会社に相談したりするといいでしょう。

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提供元・RENOSYマガジン

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