小籠包に魯肉飯、鹹豆漿や牛肉麺など。台湾で食べてみたい料理はたくさんあると思いますが、冷房で体が冷えやすい夏や、寒い冬に食べたくなるのは、体の芯からぽかぽか温まる火鍋。

台湾の火鍋といえば、コクのある白いスープの薬膳鍋と、辛さと痺れがたまらない麻辣鍋の両方が一緒に楽しめる「鴛鴦鍋(おしどり鍋)」を思い浮かべる方も多いと思いますが、実はこれ以外にも様々な火鍋があります。

今回は地元の人々に愛され続ける「ローカル火鍋店」にフォーカスし3軒をピックアップしてみました。ガイドブックでお馴染みの店から、冬限定営業の店まで、日本でなかなか味わうことのできないおすすめB級鍋をご紹介します!

目次
美味しい!楽しい!面白い!三拍子揃った「松江自助石頭火鍋城」
台北で酸っぱ鍋ならここ!スープも美味しい「長白小館」
冬のみ楽しめる薬膳鍋、体がぽかぽかになる「霸味薑母鴨」

美味しい!楽しい!面白い!三拍子揃った「松江自助石頭火鍋城」

台北で立ち寄りたい!おすすめのローカル火鍋店3選♪
(画像=『たびこふれ』より 引用)
台北で立ち寄りたい!おすすめのローカル火鍋店3選♪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

行天宮から徒歩3分の場所にある、黄色と赤の大きな看板が目印の「松江自助石頭火鍋城」は、夜になれば仕事帰りのサラリーマンや、女性グループ、小さなお子様連れの家族などが訪れ、毎日大行列ができるほどの人気。

この店のポイントは、入店と同時に(混雑時は並んでいる時点で)スタッフの方から、お肉の量を確認されること。2~3名で訪れる場合は、牛・豚・羊を各1で注文すればちょうど良い感じ。

台北で立ち寄りたい!おすすめのローカル火鍋店3選♪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

年季の入った店内はかなり昭和チックで、赤いパイプ椅子が社員食堂の様な雰囲気を醸し出しています。奥の冷蔵庫には、プラスチック皿にのせられた具材がずらり。ここから気になる物をセルフで取ればOK。中でもおすすめはスルメイカ。具材のすぐ手前は圧巻のたれコーナーが。葱や唐辛子、醤油に酢、お店特製の沙茶醬などを入れ、自分好みの味を作り出してください。

台北で立ち寄りたい!おすすめのローカル火鍋店3選♪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

テーブルに戻ると注文した肉と石鍋をセッティングし、スタッフの方が待機中。ごま油でスルメイカ、野菜、お肉の順に炒めた後、スープを入れたら準備完了です。この作業を真横で見ているだけで、わくわくする楽しさ。なお、軽く火を通したお肉だけ別皿に移してくれるので、好きなタイミングで煮込むようにしてください。

台北で立ち寄りたい!おすすめのローカル火鍋店3選♪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ごま油の香りがきいたスープは、醤油ベースであっさりまろやか。野菜やお肉からじんわり染み出る旨みをしっかり味わえます。〆は日本の鍋のように、麺や雑炊をどうぞ♪

松江自助石頭火鍋城

住所:台北市中山區松江路315號1F
営業時間:11:00~23:30

台北で酸っぱ鍋ならここ!スープも美味しい「長白小館」

台北で立ち寄りたい!おすすめのローカル火鍋店3選♪
(画像=『たびこふれ』より 引用)
台北で立ち寄りたい!おすすめのローカル火鍋店3選♪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

発酵させた酸っぱい白菜の漬物がたっぷり入った「酸菜白肉鍋」は、台湾でも大人気の鍋。中でも有名な店は「長白小館」。地元の人はもちろん、台湾リピーターさん達にも愛され続ける店。

台北で立ち寄りたい!おすすめのローカル火鍋店3選♪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

2~3名で訪れる場合は、酸菜に豚バラ肉、台湾凍り豆腐、蟹、シイタケなどが入った基本の鍋底(スープベース)に、野菜と春雨、肉(豚・牛・羊)2皿が選べる「小鍋セット(2人前)」を選んでください。

台北で立ち寄りたい!おすすめのローカル火鍋店3選♪
(画像=『たびこふれ』より 引用)

たれコーナーには、ごまだれやピンク色の豆腐乳、ニラペーストや白砂糖、パクチーなどがずらり。何をどれくらい入れたら良いか迷った時は、壁に貼ってある日本語説明をご覧ください。

煮込めば煮込むほど酸味が際立つこの鍋は、濃厚な胡麻タレとの相性も抜群!ぱっと見た感じ脂っこそうに見える豚バラ肉ですが、酸味のきいたスープが絡まり爽やかに味わうことができます。

鰹節や干しエビの旨みがぎゅっと凝縮されたスープを飲めば、胃袋もほっこり。一度食べたら忘れられない鍋となること間違いなしです。

長白小館

住所:台北市大安區光復南路240巷53號
営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00
定休日:月曜日(※8月の1ヶ月間は休み)