この調査結果を読んで、筆者は北京に「国安法」を押し付けられた香港で香港人の妻と中国から来たその両親が暮らす、台湾で働く日本人の知人の談を思い出した。香港の彼の家族は泰然自若の体で、「市井でひっそり暮らす分には何ということはない」と言っているとのことだった。ウクライナもそうの様だと良いが。

侵攻は即座に石油や天然ガスを高騰させた。それはプーチンの狙い通りかも知れぬが、「姑息」だ。バイデンがシェールガス大増産に転じ、EUや日本が原発フル稼働に舵を切れば、途端にプーチンの思惑は外れ、国際社会の制裁と相俟ってロシア経済は極めて厳しいものになる。ロシア国民の心も離れるだろう。プーチンはやり過ぎている。

文・高橋 克己/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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