自己暗示をかける方法

以上、自己暗示にはどんな効果があるのか、大きく5つに分けてご紹介しました。本当にそれらの効果を得られるのであれば、ぜひとも実践してみたいところでしょう。では、自己暗示をかける具体的な方法を解説します。
方法①待ち受けを変える

自己暗示、といっても、難しい事をする必要はありませんし、決まった方法もありません。例えば、スマートフォンの待ち受けを変えるという方法があります。たったそれだけかと思われるかもしれませんが、これも立派な自己暗示なのです。
待ち受けというのは、何度も何度も目にするものです。同じ写真や文字を繰り返し見続けると、具体的な目標などが自然と頭に入ってきます。意識していなくとも、待ち受けならば潜在的な意識に働きかけられる、という訳です。
方法②叶えたい事を紙に書き出す

2つ目は、自分が叶えたい事を書き出すことです。自分の持っている願望を書き出すと、何がしたいのかが明確に整理されます。頭の中だけで考えるのではなく、具体的に言葉や文章にする、というのが重要なのです。
ここで大切なのは、実際に書く際には前向き、つまりしっかりと目標を達成した状態の事を書くのです。スマートフォンでもメモアプリなど便利なものがありますが、出来る限り髪にペンで書き出す方法を取って下さい。
方法③ポジティブな言葉を声に出す

3つ目は、ポジティブな言葉を声に出す事です。自分の心が緊張しておらず、リラックスした状態ならば、その時に「できる」「大丈夫だ」「成功する」というように前向きな言葉を復唱してみましょう。
勿論、これらの言葉は自己暗示である以上、自分に言い聞かせているものです。複雑な言葉ではなく、上記のように単純で分かりやすい言葉を使い続けるのです。実際に言葉にすると、その言葉の方向へと傾く力があります。
方法④何もかもうまくいくと信じる

自分の中で、何もかもが上手くいくと信じる事も、立派な自己暗示の方法の1つです。できるのか、出来ないのかで悩むことは誰にだってあるでしょう。しかし、その悩んでいる間に、注ぐべき力が分散してしまいます。
そこで、上手く事が運ぶ前提で物事を考えてみましょう。そして、本当にその通りに上手くできた時には、全力で自分を褒めます。自分を認め、この先の自己肯定感を高めるためにも大切です。
方法⑤好きな香りを嗅ぐ

もう1つ、自分の好きな香りを嗅ぐという方法もあります。先に少し触れていますが、自己暗示に最も向いているのは、精神がリラックスした状態である事です。リラックスさせるためには、香りというのが非常に大きく働きかけるとされています。
個々人によって香りの好みは分かれていますので、メジャーなアロマの香りなどが好きという場合もあれば、別の場合もあるでしょう。自分で心が休まる、リフレッシュできると思える香りを見つけて、他の自己暗示の方法と掛け合わせてみましょう。
自己暗示をかけるべき瞬間

自己暗示の効果と、具体的な方法について解説しました。特に難しい事などしなくても、誰でもできる方法ばかりであった事でしょう。そんな自己暗示も、かけるべき瞬間というものがあります。
瞬間①緊張している時

まず1つ目は、緊張している状態のときです。例えば、たくさんの人がいる前で話さなければならない時には、多くの人が緊張を覚えるでしょう。所謂「あがり症」と呼ばれるものですが、これも実は自分に緊張しやすいという暗示を勝手に掛けていると言えます。
そこで、緊張してはいけない、と思い込むと、自分がいま緊張している事をより強く自覚してしまいます。その為「リラックスしよう」または「自分は今興奮している」というように、肯定的な言い方に直すのです。
瞬間②落ち込んでいる時

2つ目は、落ち込んでいる時です。落ち込んでいるとなれば、当然自分の精神状態はマイナスな方向に向いている筈です。例えば仕事で失敗したり、プライベートで失恋したりと、落ち込む場面は色々と想像できます。
失敗してしまった事も事実かもしれませんが、それらも捉え方次第です。他では得られなかった失敗という貴重な経験を得られた、というような前向きな捉え方をすれば、それ以上落ち込まずに済みます。
瞬間③ストレスが溜まっている時

前述の失敗を含め、ストレスを感じる瞬間というのは誰にでもあるものです。溜まり続けると不安定な精神状態になりますので、特にリラックスできる自己暗示をしてみましょう。