同じ洗濯でもシミが付いているものは、なかなか汚れが落ちません。しかもそれが血液汚れだった場合は特に厄介で、服の色が変わってしまう恐れもあります。しかし頑固な血液汚れでも綺麗に落とす方法はあります。
ここでは血液汚れをクリーンにするコツや、いざ直面した時にどうすればいいのかなど、役立つ対策情報をお伝えしています。血液が付いた洋服を捨てるのは、まだ早いです。
目次
血液汚れの落とし方のコツ
水洗いができないときの血液汚れの対処法
血液汚れの落とし方のコツ

「思わぬケガをしてしまって服に血がついてしまった」、そんな経験をした方もいるはずです。一般的に血液の汚れは落としにくいとされているため、場合によってはその洋服を諦めてしまうという方もいるでしょう。そんな方に向けてここでは、血液の汚れがなかったかのように綺麗になる方法をご紹介いたします。
血液汚れは素早く処置するのがポイント

血液をより落としやすくするためには、まず血がついたことを確認した段階ですぐに水洗いor乾いたタオルで拭きとるようにして下さい。長時間放置してしまうことでどんどんシミになってしまい、普通に洗濯をしても落ちなくなってしまう原因となります。血液が付着しても慌てずに、ゆっくりと汚れを洗ってしまいましょう。
血液はすぐに水洗いを!

血液はとにかく水で落とすことが1番効率が良い方法になります。冷たい水またはぬるま湯で洗ってあげることで、意外とある程度の血液が落とせることが分かっています。「血液汚れは水洗い」ということを、しっかりと覚えておきましょう。
血液汚れにお湯を使うのは禁止!

ここで1つ注意しておきたいのが、決して熱湯では洗わないということです。油汚れやガンコな汚れは熱湯を利用することが多いのですが、血液の場合は熱湯をかけてしまうとタンパク質が固まり、血液がその場に留まってしまう現象が起きます。せっかく血液を流すチャンスなのに、逆にガンコな汚れへと変えてしまうということになるのです。
水洗いができないときの血液汚れの対処法

水洗いをしたくても、時と場所によってはすぐにできない場合も当然あります。ここではどうしようもない時の対処方法をお伝えしますので、水洗いができない状況であっても決して焦らないでください。
応急処置の方法
水洗いじゃなくても、ティッシュやハンカチがあれば応急処置ができます。まずは乾いたハンカチで血液がついてしまった箇所を軽くふき取ります。そして生地の裏側にハンカチを敷くようにして下さい。後は少し濡らしたティッシュ(ハンカチでもOK)で、軽くトントンと叩くようにしてみましょう。
すると生地に敷いたハンカチの方に血液が移るようになり、服についた血液はなくなります。完全に落としきることは難しいかもしれませんが、これでもかなり落とすことができます。後はご自宅に帰って、洗剤を使ってしっかりと汚れをオフしましょう。
水洗いできないものはクリーニングへ

どうしても落ちそうにない場合は、最終手段としてクリーニングを利用することをおすすめします。プロのクリーニングでは油汚れだけではなく、血液汚れなどの特殊なシミも真っ白な状態に戻してくれるサービスがあります。服の生地を傷めてしまわないためにも、クリーニングは活用して損はありません。