なまはげの登場
お祭り当日、会場では子供たちはわりと余裕で楽しく雪遊びをしたり、大人は無料の甘酒やお汁粉を堪能して「なまはげ」を待ちます。
日も落ちだんだん暗くなってくると、いよいよ「なまはげ」の登場です。
「なまはげ」は片手にたいまつを持ち、「泣く子はいねぇが―」、「いじめっ子はいねーか」、「親の言うこと聞かねぇ悪ガキは山さ連れてくぞ」と叫びながら山から下ってきますが、太鼓が鳴り照明が当たりとても神秘的な感じがします。ちなみに、この段階で子供は号泣です。
そして一度特設会場に鬼たちは整列し「なまはげダンス」なるものを披露した後、子供たちの元へ向かいます。
子供たちは「ちゃんという事聞いていた」と泣きながら訴えますが、親は「いう事聞いてなかった」となまはげに告げ口をすると、「言うこと聞きます、ごめんなさい」と号泣。
最後になまはげに抱っこしてもらい無病息災などを願います。
会場では泣く子や逃げ回る子で、さらににぎやかになります。
一通り子供を抱っこし終わるとなまはげからのモチ撒きが始まるのですが、さっきまで泣いていた子供もなまはげに「こっちに投げてー」というほど元気になっています。
特設会場の他に市内の企業や家庭、学校等にも訪問し「商売繁盛」「家内安全」を祈願してくれます。
この辺りは元祖と同じですね。
最後に
2022年もコロナの影響で開催はされませんでしたが、来年こそは開催されてほしいものです。
泣き叫んで許しを請う我が子の姿は、可哀想というよりはすこし笑えたります。
お祭りを体験した子どもたちは、しばらくの間「なまはげ」効果で素直になりますよ。小さいお子様のいる皆さんには特にお勧めのお祭りです。
提供元・北海道そらマガジン
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