健康促進のためにウォーキングを取り入れている人は少なくない。
老若男女を問わずいつでも始められる手軽さはもちろん、常日頃から行っている「歩く」という行動なので、運動が苦手な人でも抵抗感なく継続して取り組みやすいのも魅力的だ。
ウォーキングは有酸素運動なので、長く取り組めばダイエットに効果がある。その他にも、呼吸を意識して歩けば筋トレ効果も得られ、疲労感を軽減するストレス解消にも効果的だ。
最も手軽かつシンプルな運動であるウォーキングの効果を最適化するためには、自分に合ったウォーキングシューズを選ぶ必要がある。
そこで本記事では、ウォーキングシューズの特徴、履いて歩くメリット、選ぶ時のポイント、おすすめ商品をまとめて紹介していく。
ウォーキングシューズの特徴
運動不足を解消するためにウォーキングを日課にしている人は少なくない。
ダイエットや筋トレ効果も見込めるウォーキングだが、その効果を最適化するためには履いているシューズをウォーキングシューズへ変更することを強く推奨したい。
しかし、そもそもウォーキングシューズが何なのかわからないという人も多いだろう。以下の項目では、ウォーキングシューズの特徴を詳しく紹介していく。
健康増進を目的に作られている
ウォーキングシューズは、歩くことに特化したデザインと機能性を備えている。
よく「歩くだけならスニーカーでも問題ないのではないか?」という声を耳にするが、これは大きな間違い。スニーカーは歩くことに特化して作られていないため、長時間ウォーキングすると足へ多大なる負担をかけてしまう可能性がある。
もちろんウォーキングに向いているスニーカーもあるが、歩くことに特化しているウォーキングシューズとは機能性が大きく違う。
ウォーキングシューズは健康増進を目的に作られているため、ただ歩くだけで体幹を鍛えることができ、身体を矯正してダイエットにも高い効果を発揮できる。歩いて運動不足解消を目的にしているのであれば、履くのはスニーカーではなくウォーキングシューズ一択であるといえる。
落ち着いたデザインのシューズが多い
ウォーキングシューズは、カジュアルでもフォーマルでも合わせられる落ち着いたデザインが多く揃っている。その理由は、通勤中でも気軽に使えるようにするためだ。
デザインだけではなく、素材も耐久性が強いものが使われている。また、天候に左右されることなく使える素材が多く、かかとが減りにくいようにゴム板が使われているのが一般的だ。
体の負荷が少なく疲れにくい
歩くことに特化しているウォーキングシューズは、体への負荷が少なく疲れにくい。快適なウォーキングを実現している大きな要因は、「厚い靴底」と「重量」だ。
普通の靴に比べてウォーキングシューズは少し重たく設計されている。その理由は、足を踏み出す際に踏み出しやすくするためだ。多くの人は軽い靴の方が快適に歩けると思っているが、一定のリズムで歩くウォーキングの場合、重たい方が足を前に運びやすくなる。
また、普通の靴底が平らで足の裏が全て接地する形状になっているのに対して、ウォーキングシューズは靴底が厚くて反り返っている。あえて足の裏が全て接地しないようにすることで、歩く際につま先で蹴り出しやすくなっているのだ。
ウォーキングシューズを履いて歩くメリット
ここからは、ウォーキングシューズを履いて歩くメリットを詳しく紹介していこう。
普通の靴よりも壊れにくい
ウォーキングシューズは長く歩くことを前提に作られているため、普通の靴よりも壊れにくいというメリットがある。簡単には履き潰せないので長く使うことができるのだ。
耐久性が強いだけではなく、雨や地面の滑りにも強い設計になっているものが多いため、どのような天候でも安心して履くことができるのも嬉しいポイント。さらに、シンプルなデザインが多いため、通勤の行き帰りに履いてウォーキングの効果を高めることも可能だ。
通常は歩いた総距離が靴の耐久力をオーバーすると壊れてしまうが、ウォーキングシューズは事前に長い総距離を歩くことを想定しているため頑丈だ。安心して長く使えるだろう。
足に負担がかかりにくい
ウォーキングシューズを履いて歩くと、足に負担がかかりにくいというメリットがある。
ウォーキングはただ歩くだけなので強い負荷がかかる運動ではないと油断していると、地面からの衝撃により脚、膝、股などの部位を負傷する可能性がある。
特に注意しなければいけないのは、クッション性が少ない靴を履いている場合だ。
地面からの衝撃を緩和できないシューズで長時間ウォーキングしていると、持続的に脚や股へ負担が蓄積していくことになる。その結果、知らない間に怪我をしていることもあり得る。
上記でも説明した通り、ウォーキングシューズは歩くことに特化して設計されている。そのため、十分にクッション性を重視した機能を備えており、衝撃を吸収して負担を軽減してくれるのだ。
運動で重要なのは継続だ。体にかかる負担を軽減してくれれば故障のリスクが軽減するため、ウォーキングシューズを履いて歩けば快適な運動ができるようになるだろう。
長く歩いても不快感を感じにくい
ウォーキングシューズは普通の靴よりも通気性がいいため、長く歩いても不快感を感じることは少ない。特に夏の暑い日は、通気性のよさを存分に体感できるはずだ。
通気性が悪い靴だと、長く歩いていると靴の中が蒸れてしまい不快感を感じる。そうなると、せっかく始めたウォーキングを快適な気持ちで継続することは難しいだろう。
ウォーキングシューズには、足に溜まった湿気を外に逃がす機能が搭載されている。そのため、長く歩いても不快感を感じることなく、快適に歩き続けることができるのだ。