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データで見ると、価格が下げ止まるのは築20年以降
築15年のマンションなら10年住んでも築25年
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データで見ると、価格が下げ止まるのは築20年以降
冒頭で、マンション価格の値下がりカーブは一定ではないという話をしました。具体的に、どのタイミングで、どれくらい値下がりしているのでしょうか。東京カンテイが2017年10月に発表した首都圏の「新築物件の坪単価」と「その後10年ごとの坪単価」の推移は以下のようになっています。
単位:万円 対象エリア:首都圏
新築時 | 築10年 | 築20年 | 築30年 | |
平均坪単価 | 284.8 | 208.5 | 138.2 | 131.6 |
出所:東京カンテイ 「築年帯別に見る駅別利回り分布の分析」 ※一部抜粋
新築時と築10年を比較すると、坪単価で約76万円下がっています。また、築10年と築20年では、坪単価はさらに約70万円下がっていることが分かるでしょう。一方、築20年と築30年を比べると、わずか6万6,000円しか下がっていません。つまり、価格が築20年あたりで中古マンションの価格が下げ止まっているということです。
築15年のマンションなら10年住んでも築25年
マンション価格が築20年で下げ止まるなら、「築20年の物件を購入すればいいのでは?」という意見もあるでしょう。たしかにそうですが、「ジャスト築20年」に絞ると、物件の選択肢が狭くなります。そのため、下げ止まりが本格化する前の「築15年あたりの物件」に着目すると選択の幅が広がるというわけです。それなら、築20~25年の物件を含めると選択肢が広がるという考え方もできます。
しかし、築年数の経った物件は、「メンテナンス費用がかかること」「流動性が落ちること」に留意することが必要です。例えば、築25年のマンションに10年住んだら築35年になります。築35年ともなると中古マンション市場へ売りに出したとき、購入申し込みが少なかったり、値引き要請をされやすかったりしてしまう点は懸念材料です。しかし、築15年のマンションなら10年住んでも築25年ですので流動性は多少落ちますが、人気の立地ならまだニーズがあるといえるでしょう。
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