第4問:雪道や凍結路での緊急停止で最も不適切なのは?
- 雪の壁に側面をこする
- 斜面にのぼる
- その場で車両をスピンさせる
- 側溝に車輪を落とす
各設問の回答はこちら
設問 | 解答 | |
---|---|---|
第1問 | 4 | エンジンブレーキを多用しない |
第2問 | 3 | 70m |
第3問 | 1 | 登り車線 |
第4問 | 3 | その場で車両をスピンさせる |
第1問
不適切なものとして正解は4の「エンジンブレーキを多用しない」です。雪道ではエンジンブレーキで使用したほうがいいというのは古くからの通説です。これは、フットブレーキを使用するとタイヤがロックして、制動力が失われる恐れがあるからという理由からきています。
たしかに間違ってはいないのですが、この説には補足すべき内容があります。それが「ABS(アンチロックブレーキシステム)」の存在です。
近年の車種はABSといって、ブレーキを踏んだ際にロックしないように自動で制御してくれる機能を搭載していることがほとんど。そういった車種ではエンジンブレーキよりもフットブレーキを使用したほうが安全なケースもあるので、車種によって適切に使い分けましょう。
第2問
正解は3の「70m」です。積雪路面における停止距離は乾燥路面の3倍以上も長くなります。
時速40kmで走行時しているとき、乾燥路面での停止距離目安は22m。その3倍は66mなので、3の「70m」が最も近い数字になります。
とはいえ、できるならもっと間隔をあけて走行するのが望ましいです。その際、間隔を取りすぎて他の車両に迷惑をかけないように気をつけてください。
第3問
正解は1の「登り車線」です。坂になっている雪道において、登っている側の車両は一度停止したら再発進が困難になることがあります。
立ち往生して渋滞に…ということを避けるためにも、坂を下っている車両が道を譲る必要があります。
第4問
最も不適切な選択肢は4の「その場で車両をスピンさせる」です。他の選択肢では車両の動きは常に前方向なのに対し、スピンさせる行為はどの方向に進むか予測できません。
そのため、後続車両と衝突する恐れがあって非常に危険です。また、中央分離帯がない道路の場合は反対車線を走行する車両にも危険が及びます。
雪道で緊急停止する方法は、下り坂の緊急停止と同じなのであわせて覚えておきましょう。
あなたは何問解けましたか?
MOBYでは他にも車に関するクイズを多数お届けしています。
全部解けたという方も、そうでない方も、ぜひ次のクイズにも挑戦してみてください!
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
【関連記事】
・【新車情報カレンダー 2021~2022年】新型車デビュー・フルモデルチェンジ予想&リーク&スクープ
・運転免許証で学科試験の点数がバレる?意外と知らない免許証の見方
・今一番危険な車両盗難手口・CANインベーダーとは?仕組みと対策方法
・SNSで話題になった”渋滞吸収車”とは?迷惑運転かと思いきや「上級者だ」と絶賛
・トヨタ 次期型ノア&ヴォクシーに関する最新リーク情報すべて