目次
■取引先には直接会いに行く
■書類は基本的に手書きで作成する

いまでこそ、当たり前のように使っているパソコンやスマートフォン。昔はこれら便利な機器は存在せず、すべて手動で仕事をしていた。

現代ではあまり考えられないが、パソコンが存在しない当時はかなり非効率な仕事をしていた。「こんなに大変だったの?」というように、現代との違いにアッと驚く人も多いはずだ。

そこで今回は、パソコンがない時代にどうやって仕事をしていたのかを解説する。本記事を最後まで読むことで、パソコンやスマートフォンのありがたみが分かるだろう。

■取引先には直接会いに行く

パソコンがない時代はどうやって仕事をしていた? 現代との違いを徹底解説!
(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)

パソコンが存在しない当時は、取引先に直接会いに行って交渉する機会が多かった。北海道や沖縄、各種地方など、どんなに遠い場所であっても実際に足を運んでいた。

もちろん、電話やFAXで連絡を取り合うという手もあったのだが、より確実に交渉を進めるためには、実際に会って話すことが最も適したやり方だったのだ。

現代ではZOOMやビジネスチャットといった便利ツールを使用すれば、実際に合わなくても顔を合わせて会話ができる。より効率的に仕事を進めることが可能だ。

しかし、実際に取引先の人と会う機会が多かった当時に比べ、信頼関係を構築しづらくなったように感じる。仕事の効率が悪かったのは事実だが、会話の勢いだけで大きな契約が決まることも時にあった。

パソコンや便利ツールによって効率化されたのは非常に良いことだが、当時の良き文化が失われているのも事実である。

■書類は基本的に手書きで作成する

「パソコンで文字を打ち込んで、その文章を印刷する」という行為そのものができなかったため、書類は基本的に手書きで作成していた。

もちろん、パソコンがない時代にもFAXやコピー機はあるので、印刷をすること自体は可能だ。

しかし、印刷の元となる原書は基本手書きであるほか、契約書や郵便物は手書きで作成する。そのため文字を書く頻度は、現在とは比べ物にならないほど高かった。

また、当時は計算ソフトなどが存在しないことから、計算・集計の業務では「ペン・紙・電卓」を使用していた。集計表を作成する際には、定規で線を引いて1つひとつ数字を記載するのが基本だった。

現在と比較すると、当時はかなり非効率であったと言える。しかし、現在でもFAXや手書きで書類を作成している企業も存在している。まだ当時の感覚が抜けきれていないのかもしれない。