iPhoneに対して、中国と欧州の関係機関から圧力か

EU(欧州連合)は今まで、様々なデバイスの充電規格共通化を目指してきており、2021年9月にすべてのスマホといくつかのガジェットに関し、USB-Cを唯一の規格として強制していくための法案が打ち出されていた。欧州委員会の報告によれば、2020年にEUでは4億2,000万台のスマホが売れ、ユーザーは何らかの充電器を3本も持っているとのこと。さらにそれらのうち毎年1万1,000トンがゴミとして捨てられているといい、EUが法案を通そうとする理由はよくわかるだろう
また経済日報も、中華人民共和国情報化部(MIIT:Ministry of Industry and Information Technology)がスマホにおける外部接続端子の規格統一を推進することを決定した、とも過去に報じている。MITTは、上記のEUと同じように、何種類もある充電器やケーブルは買い替える際に無駄になることを指摘。中国本土のベンダーが外部接続規格統一への動きに向けて活動することを推奨しており、世界的なUSB-Cへの企画統一の潮流を感じる。
EUと中国からこのような流れをつきつけられ、アップルも対応せざるを得なくなったのかもしれない。この件について何度か報道している台湾の経済日報は、シャープを買収したことで知られる自国の大企業鴻海(ホンハイ)精密工業への影響を期待しているようだ。
果たしてこの報道は実現することになるのだろうか。サンプルを取り寄せている段階であれば、登場までまだ2~3年はかかりそうな雰囲気もあるが、今後のiPhoneにどんなケーブルが採用されるのか。はたまた完全ポートレスとなりケーブル自体がいらなくなるのか。今後も注目していきたい。
引用元:経済日報
参照元:AppleにUSB-Cへの切り替え圧力〜サプライヤー各社にサンプル依頼と報道【iPhone Mania】
※サムネイル画像(Image:Vladimir Arndt / Shutterstock.com)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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