●NFT取引を行う際の注意点
アーティストの支援や投資などができるNFTだが、決してメリットばかりではないため注意が必要だ。最後に、NFT取引を行う際の注意点について紹介する。
法整備が進んでいない
NFTは近年普及してきたデジタル資産であるがゆえに、まだまだ十分に法整備が進んでいない。
現時点ではNFTの取引に関連する法律はないため、トラブルや不正が発生するリスクは拭いきれず、発生した際に適切な対応が困難となる可能性がある。リスクがあることも理解のうえ、慎重に取引を行おう。
ニセモノ作品がある
NFTとして出品されている作品のなかには、ニセモノやコピーが紛れ込んでいる可能性がある。
たとえば、別のアーティストの作品を複製して自分の作品のように出品したり、作品自体のデータをコピーして再配布したりすることは不可能ではない。過去には、身分を偽って高額で作品を出品する詐欺事件が発生した事例もあるようだ。
法整備が進んでいないNFTでは、こういったニセモノ作品に対する規制が難しい。作品の真正性をしっかりと見極める判断力を身につけることが重要だ。
手数料がかかる
NFT取引の際は、「ガス代」と呼ばれる手数料が発生する。ガス代はNFTマーケットによって異なり、今は価格が高騰傾向にある。売却で得られる利益が大幅に減ってしまうおそれがあるため、あらかじめプラットフォームごとの手数料相場について確認しておくことを推奨する。
●NFTでビジネスや投資の可能性を広げよう
まだまだ登場したばかりのNFTは、これからさらに注目を集める可能性が高い。ビジネスや投資の手段として活用する人は増加していくと予想されるため、始め方を知っておくと安心だ。
ただし、NFTにはまだまだ課題や懸念点が多いことも事実である。リスクも理解したうえで、自己責任かつ慎重な取引を意識してほしい。
提供元・男の隠れ家デジタル
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