お水を沸かして何も入れない状態のお湯の事を白湯と呼びます。昔から白湯は身体に良いと言われてきましたが、どういった点が身体に良いのでしょうか。どうせ飲むなら身体に本当に良い白湯を飲むために、正しい知識をつけておきたいものです。そんな白湯の基礎知識から、身体に良い白湯の作り方・飲み方まで詳しく説明いたします。

目次
白湯にはどんな効果がある?
白湯の正しい作り方

白湯にはどんな効果がある?

白湯の作り方!基礎知識からおすすめの飲み方まで徹底解説!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

白湯には美容や身体に良い効果が期待できる作用があります。まず一つ目は「代謝を上げて痩せやすい身体にする」作用です。白湯はお湯ですので、飲むことで胃腸をはじめとした内臓機能を温めます。

全身の血の巡りが白湯を飲んだ直後から良くなり、内臓温度が上がります。内臓温度は1度上がると基礎代謝が約10~20%上昇すると言われており、基礎代謝が上がると脂肪燃焼率も良くなります。これを続けていけば、痩せやすい体質を維持でき、ダイエットに向いている飲み物と言えるのです。

二つ目は「美肌にする」効果です。白湯を飲むと内臓機能が上がると共に、血液も温められ毛細血管や動脈が広がり血流が良くなる作用があります。血流が良くなればデトックス効果も高まり、体内の老廃物が外に排出されやすくなります。老廃物が体外に排出されると肌のターンオーバーが整い、その結果、肌トラブルも解消されます。

最後は「むくみや便秘を解消する」作用です。臓器の体温である深部体温は、外部の気温よりも飲食物による影響を受けやすいと言われています。体の中で酵素が働きやすくなる深部体温は37.2℃前後です。深部体温が高くなると血流が良くなり、血液の循環が促され、老廃物が排出されやすくなります。

温かい白湯を飲むことで、身体に溜まった水によるむくみや、老廃物の塊の便の排出による便秘解消に繋がり、また温められた血液が循環する事で冷えも改善されるのです。

白湯の正しい作り方

白湯の作り方!基礎知識からおすすめの飲み方まで徹底解説!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

身体に様々な良い効果・作用を与えてくれる白湯ですが、正しい作り方をご存知でしょうか。単にお湯を沸かしてカップに注ぐだけでも白湯ではありますが、どうせなら正しい手順で白湯を作ってみてはいかがでしょうか。

白湯と湯冷ましの違い

白湯の作り方!基礎知識からおすすめの飲み方まで徹底解説!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

白湯というのは、一度水を沸騰させて不純物を取り除いた状態のものの事です。無色透明で温度は90℃以上というのが一般的とされています。

広義ではお湯と同じですが、厳密に言うと「お湯」は水を単に熱い状態にしたものを指す事から、一度沸騰させている白湯とは別物と言えます。温度の観点からも白湯は90℃以上ですが、お湯は40℃以上からを呼ぶので別物と言えます。

また白湯とよく似たものに「湯ざまし」がありますが、これは白湯を冷ましたものと捉えるのが一般的です。ただ何度以下になったら湯冷ましとするかという定義がない為、白湯=湯冷ましでも間違いではありません。

赤ちゃんに水分補給の為、湯冷ましを飲ませることがありますが、これは赤ちゃんが飲める温度にまで白湯を冷ましたものなので、白湯と呼ぶことも多くあります。

白湯をやかんで作る方法

白湯の作り方!基礎知識からおすすめの飲み方まで徹底解説!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

白湯を作る為には、沸騰させて水の中の不純物を取り除く必要があります。鍋やヤカンに水道水を入れたら蓋をして火にかけます。沸騰してきたら蓋を取り、そのまま沸騰させ続けます。だいたい10~15分程、沸騰させ続けたら白湯の出来上がりです。出来立ては大変熱いので、やけどしない程度まで冷ましてから飲むようにしてください。

ウォーターサーバーで白湯の作り方

白湯の作り方!基礎知識からおすすめの飲み方まで徹底解説!
(画像=引用:楽天市場、『工具男子』より引用)

実は鍋やヤカンで白湯を作ると飲み頃の適温になるまでに30分近くもかかってしまいます。この時間は忙しい方には、なかなかハードルの高い長さです。そこで利用していただきたいのが温水と冷水がすぐに出るようになっているウォーターサーバーです。80~90℃の温水に、冷水を混ぜるだけなので、すぐに飲むことが出来るのです。

本来の白湯には冷水を入れてはいけないというルールもあるようですが、これは沸騰させた白湯に不純物がまざったままの水道水を混ぜると効果・作用が台無しになるからであって、ウォーターサーバーの冷水なら、精密フィルターにより不純物のろ過や加熱殺菌が既に行われた冷水なので問題ありません。