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燃料電池モデル「NEXO」
NEXO(ネッソ)は2018年CESでワールドプレミアを行ない、3月から韓国で販売を開始している。ボディはC+セグメントのSUVタイプで、全長4670mm、全幅1860mm、全高1640mm、ホイールベース2790mm。
燃焼電池スタックは、現代自動車の第4世代の高効率スタックを採用し、約60%の効率を持つとともに、プラチナの含有量を低減しコストダウンを実現している。最高出力は95kW(129ps)。
車両フロアには、同じ大きさのカーボンファイバー製水素タンク(156.6L)を3本搭載している。2つはフロント、1つはリヤアクスルの後ろに配置されている。水素の圧力は70MPa。航続距離は820km(WLTCモード)と発表されている。
フロントに搭載される駆動モーターは163ps/395Nmと強力。リチウムイオンバッテリーは6.5Ah/240Vで、最高出力は40kW、容量は1.56kWh。
装備では先進安全システムをフル装備しており、本国では自動運転システムの搭載も進行している。
このように、FCVとしてのパフォーマンスは、トヨタ ミライと同等であり、価格的にも極めて近い点は興味深い。
価格
ヒョンデ NEXO:776万8300円
再参入したヒョンデは、車両性能としては高性能で、最先端に位置するということができるが、最大の課題は日本でのブランド認知度が極めて低いことである。グローバルで見れば、ブランドの認知度は高く、実際に販売台数も世界第5位となっており、ビジネスは成功しているが、世界でのブランド認知度と日本でのギャップの大きさをどのように埋めるかがテーマになっている。
提供・AUTO PROVE
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