「日よけ」は暑さを防ぎ、紫外線をカットするだけでなく、さまざまな点からアパートのベランダでも大活躍してくれるアイテムです。日よけの種類や用途、日よけがもたらす紫外線カット以外の効果や使用方法についても詳しく解説します。

目次
アパートのベランダに日よけをつけるメリット
 ・紫外線をブロック
 ・電気代節約
 ・雨よけにも
アパートのベランダ用日よけの選び方
 ・カーテンタイプ
 ・シェードタイプ

アパートのベランダに日よけをつけるメリット

サンシェードやオーニングともよばれる「日よけ」は、一戸建ての家だけでなく、賃貸アパートのベランダや軒先に取り付けることも可能です。日よけがもたらすメリットについて考えてみましょう。

紫外線をブロック

UVカット効果のない窓ガラスやカーテンは紫外線を簡単に通すので、ベランダの日よけで直射日光を遮断し、しっかりと日陰をつくることが大切です。

特に波長の長い「紫外線A波」は、窓ガラスを通り抜け、肌の真皮層にまで到達します。完全に日焼けをカットできるわけではありませんが、直射日光の当たる日なたと比べればその差は大きいといえるでしょう。

さらに人体への影響だけでなく、日光で床や家具が色褪せしてしまうのを防ぐことにもつながります。

電気代節約

昔は夏になると、簾(すだれ)や葦簀(よしず)を軒先に吊るすのが一般的でした。日陰をつくり、夏の暑さを軽減するためです。日よけも同様、暑さを和らげ涼しく快適な空間をつくります。

真夏にエアコンをかけていてもなかなか室内温度が下がらないという経験はありませんか?これはベランダのコンクリートや窓ガラス、窓枠などが熱くなって発生する「日射熱」が原因なことも多くあります。

窓の外に日よけをつけるだけで日射熱が室内に侵入しにくくなります。エアコンも効きやすくなるため、電気代の節約にもつながります。

雨よけにも

日よけは、雨よけとしても活用することができます。屋根が短いベランダの場合は、急な横なぐりの雨風で洗濯物が濡れてしまいますが、日よけがあると慌てる心配がありません。防水機能を備えた日よけであれば、なおよいでしょう。

またちょっとした目隠しにもなり、プライバシーが守られるといったメリットもあります。

アパートのベランダ用日よけの選び方

アパートのベランダに日よけをつけるメリット。効果と使用方法を紹介
(画像=『RENOSYマガジン』より引用)

一軒家と違い、アパートのベランダはスペースが限られています。賃貸の場合、取り付けのために壁や屋根に改造を加えるのは好ましくありません。アパートのベランダに適した日よけを紹介します。

カーテンタイプ

「カーテンタイプ」の日よけは、ベランダの柵や物干し竿を活用します。カーテンのループを棒に通すだけなので、女性1人でも簡単に取り付けられるのがポイントです。

使わないときは端に寄せておけるので、ベランダがすっきりと見えます。すりガラスのような半透明のものや、風通しのよいメッシュタイプなどがあり、ニーズに合わせて選ぶことが可能です。

賃貸アパートで大きなシェードの取り付けが禁じられている場合は、カーテンタイプが役に立つでしょう。

シェードタイプ

「シェードタイプ」は、窓枠の上に直接取り付けるものと、穴を開けずにつっぱり棒を使うものがあります。

直接取り付けるものは、窓枠のサッシにフック状の取り付け金具をはめ込み、シェードを重りで固定するのが一般的です。つっぱり棒の場合は、上下に伸びる棒でアームを支えます。

どちらの場合も、窓枠やベランダのサイズをきっちりと測ってから購入しましょう。