【外装について】

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
実用時計として製作されたオリジナルモデルの意匠を継承し、フロントとサイドを含めてケースは汚れや小傷が目立ちにくいヘアライン仕上げがベース。オリジナルを忠実に再現した長めのラグのファセットカット部分、ライスブレス、逆台形の回転ベゼルのサイド部分に鏡面仕上げを取り入れており、実用時計感を邪魔しない絶妙な加減で高級感が高められている。

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
また、注目したいのがエッジの仕上げだ。ケース、ラグ、ブレスレットのコマの角には肌にストレスを与えないギリギリの加減で面取りが施されている。鋭角なフォルムを際立たせつつ、装着時の実用性を考慮した作りにこだわりが光る。ブレスレットはヘアライン仕上げのコマで、鏡面仕上げされたライスブレスを挟み込んだ仕様。ミドルケースからラグの先端へと連なるフォルムとリンクした造形、仕上げが採用されており、時計全体のデザインバランスも良好だ。
【文字盤のデザインについて】

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
文字盤はさりげないシャイニーな質感を備えた黒文字盤。表面のわずかな荒らしがニュアンスを生み出し、光の当たり方によって表情を変える。

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
また、この文字盤はプレス加工で仕上げられているのもマニア心をくすぐるポイントのひとつ。インデックス、12時位置のブランドロゴ、6時位置の英字表記はいずれもエンボス加工で文字盤と高低差を付けて仕上げられており、プリントとも、植字とも異なるオーセンティックで柔らかい質感を備える。アイコンであるブロードアロー針、インデックスに、経年変化した夜光を思わせるベージュのスーパールミノバを塗布しているのもアンティーク感を高めるポイントと言えるだろう。